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春のホリスティック薬膳のヒント。香りと酸味、少しの苦みをうまく使いましょう。

images春のホリスティック薬膳のかなめは、香りのよい食材を取り入れて、気をしっかり巡らせ、循環をよくすること。

みかん、柚子、レモンなどのかんきつ類。その皮。

ウド,三つ葉,春菊,フキノトウなど香り高く少し苦い山菜,など。

中医学では、は「肝」の季節

酸味はストレスと関係ある「肝」(東洋医学的な働きを指す。肝臓そのものではありません)のはたらきを整える力があるので、香りと酸味を供えるかんきつ類などはとてもおすすめです。

春のお花を部屋に飾るのもよいですね。

もう一つ、陽気が強まってくるときには、あらかじめ陰を補っておくことも大切です。陰とは身体にとっての滋養のようなイメージです。

陰を補う食材は、アサリ,イカ,カニ,クコの実,クラゲ,ほうれん草,牡蠣,貝柱,鶏肉,鶏卵,黒キクラゲ,黒豆,山芋,小麦,松の実,豆乳,豚肉,白キクラゲ,百合根,蜂蜜
などです。

その意味でも、もう少し温度が上がってきたら、ふきやたらの芽といった苦みのある山菜類をふやすのもよいでしょう。

苦みは余分な熱を冷ましてくれます

苦みは余分な熱を冷ましてくれます。上半身に熱症状(目のかゆみ、顔のほてり、めまいなど)があるときはよいです。

ただし、多種類をまんべんなく

★ただし、多種類をまんべんなく食べるという食養生の基本はお守りください。よさげだからとばっかり食べは逆効果です。バランスが一番大事!

例えば春、ストレスが高じたり筋肉疲労が起きると酸味がいつもよりおいしく感じたりします。

その酸味、適量ならよいですが、食べすぎると、酸味の収斂作用がおき、かえってストレスや疲労を発散できなくなってしまいます。

甘み(ゆるませる)と酸味(締める)二つの味を持つ果物がよいのは、そのためです。

おいしいからといって食べすぎは重々NG。

衝動にまかせず、理性でコントロール、自分の体に合うかどうかはヨーク観察しながら、体の声を聴いて養生してくださいね。

とも治療室では個別指導しています。

大寒の養生

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暦の上で一番寒い日、大寒。中国では「大寒は、風を防いで寒さを防ぎ、朝は高麗人参、黄耆を浸した酒を飲み、夜は杞菊地黄丸を飲む」と伝えられています。

それらの漢方薬の主な効能は、生命エネルギー補給、免疫アップ、潤い補給です。いずれも冬の養生の根幹で、理にかなっています。

大寒の養生は、

  1. 暖かいものを食べ(冷たいものは食べない)
  2. 寒さから身を護り、(冷えとり)
  3. 保湿(保湿機、マスク)
  4. 感染防止。(うがい手洗い)

です。

年末年始のイベントで飽食しがちな時期のあと、全般消化機能に負担がかかっています。

おなかを休めるために、食べ物には気を付けましょう。味の濃いもの、脂っぽいものは避けて、おかゆや汁物など温かく消化に良いものを、少しずつ食べるようにしてください。朝目覚めた時やご飯を食べる前に、「あーおなかがすいた!」と感じる様なサイクルが良いのです。

 

できることをすこしずつ。養生は、「やしないながらいきる」こと。ご自身の命をいつくしみ、そだてながら、何歳からでも、はじめると、未来が変わります

おひとりおひとりの「やしないいきる」を丁寧にお手伝いしています。