
暦の上で一番寒い日、大寒。中国では「大寒は、風を防いで寒さを防ぎ、朝は高麗人参、黄耆を浸した酒を飲み、夜は杞菊地黄丸を飲む」と伝えられています。
それらの漢方薬の主な効能は、生命エネルギー補給、免疫アップ、潤い補給です。
これらはいずれも冬の養生の根幹で、理にかなっています。大寒の養生は、
- 暖かいものを食べ(冷たいものは食べない)
- 寒さから身を護り、(冷えとり)
- 保湿(保湿機、マスク)
- 感染防止。(うがい手洗い)
です。
特に、飽食気味の時期なので、消化機能に負担がかかっています。おなかを休めるために、食べ物には気を付けましょう。味の濃いもの、脂っぽいものは避けて、おかゆや汁物など温かく消化に良いものを、少しずつ食べるようにしてください。「おなかがすいた!」と感じる様な生活が良いのです。

白露(はくろ)になりました。大気が冷えてきて、露ができ始めるころ。『暦便覧』では、「陰気やうやく重りて、露にごりて白色となれば也」とあります。
残暑がのこってはいても、朝晩は 草木に冷気が。
夏の疲れが涼しさと共に出やすい時期で、例えば関節痛 何かの拍子のぎっくり腰・寝違えなどが起こりやすいころ。
覚えのある方は、体が冷えないように。冷えたところをみつけたらこまめこまめに、温めましょう。
免疫低下による感染もおきやすいとき。 呼吸器系のアレルギーを持つ人はこの時期にお腹を壊しやすいです。
逆に、食べ物アレルギーのある人は今の時期は肌荒れの兆候に注意してお手入れを。
☆彡これらのどれも、体からの 大切なサイン。
すかさずきちんとバランス調整をすることで、これから先の半年1年が しのぎやすくなります。
症状が現れたらすぐ手を打つのが養生のコツ。
早ければ早いほど楽にプロセスが進みます。
自分に優しく自分と仲良く、を、東洋医学と植物療法でていねいにお手伝いしています。
ホリスティック鍼灸治療(はり・灸・アロマ・花療法)