「ホリスティック養生」カテゴリーアーカイブ

 ふと、呼吸を深くしたくなるとき。
 季節のうつろいが、こころにも届いてくるとき。

 この「ホリスティック養生」は、
 自然や月のめぐりとつながるように、
 からだとこころの調和を そっと取り戻すための
 静かな小さなお便りのように作りました。

 治療に通っていなくても、
 ふだん忙しくしていても、
 ただ読んでいただくだけで、
 少しやさしくなれる時間となりますように。

 夜、ふと見上げた月。
 朝、芽吹いたハーブ。
 季節とともにある からだの感覚──
 その気づきが、あなたの内なる力となりますように。

 どの文章からでも、お好きなときに、
 そっと、お読みくださいね。

もぐさマスク

 もぐさマスク は呼吸器に優しいマスク

 

花粉症の方に好評。以前はせんねん灸で売っていましたが現在非売品のもぐさマスク、というものがあります。今は昔・・

実は、自分でも!図に従って簡単に作れます。

●花粉症・呼吸器症状の改善、感染予防、リラックスに。

●「もぐさ」の保温保湿効果で鼻粘膜へ優しい。

●コロナ禍中は 使い捨てが推奨されます。

もぐさがもったいない・・かたへ

●外側のマスクと、不織布パックは 清潔を保つように交換します。

●もぐさは、良いにおいがするうちは、天日干しで復活します。新しい不織布パックに入れてから干しましょう。


①外側のマスクは、   市販のマスクと交換します。布マスクでもよいでしょう

2️⃣    内側の不織布は、市販のお茶パックと交換します

3️⃣    お手持ちの両面テープで、不織布パックを 外側のマスクに貼り付けます。

あらかじめ切れているタイプは楽ちん。ロールタイプでもOK。

4️⃣ もぐさマスクの替え時。

もぐさのいい香りが薄れたり、汚れてしまって香りが悪くなったら替え時です。

 

体験者の声

寒い時の外出で使うと あたたかい

外の冷気がモグサ繊維により、ほどよい空気の温もりになり、口と鼻に届く

もぐさを通り素敵な柔らかさになった空気が不思議と、鼻の老廃物を引き出し鼻の通りが良くなった。

喉は空気の温かさに保護され喉の調子が良くなった

花粉症には、前の季節から使い始めると効果を感じた

<材料>

せんねん灸のもぐさはかなり上等で、買うとかなりの金額のレベルでした。

「せんねん灸もぐさ」白富士印 300グラムで2万円ほど それを「もぐさ」量は 2.0g以上もたっぷりとはいっていたのです。

個人でこのレベルのもぐさを買ってもぐさマスク作るのはなかなかですが、もぐさを持っていてその香りが好きな方は是非お試しくださいね。

とも治療室患者様にはお分けできますからお声がけください

河津桜。春の力を自分で利用するセルフモニタリング

河津桜が咲き始めました。寒さの中にも、ひざしのあかるさ、ひのながさ、そして花々のようすに日々季節の移り変わりを感じます。

春は、変化の季節。心身共に、ゆれやすくなります。そのぶん、変化の力を自分で利用することもできるチャンスでもあります。

春は、セルフモニタリング、自分の状態を自分で的確にかんじとるちから、がとてもとても、たいせつです。

治療コースのほか、お灸教室花療法でも、セルフモニタリング力をつけ、軌道修正を自分でできるようになる、おてつだいをしています。

あれおかしいな、とかんじていたら、あまり長く我慢せずに ぴんときたほうへ、一歩。この春 踏み出してみるとよいと思います。

二十四節気の『雨水(うすい)』にひな人形を…今年は2月19日

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二十四節気の『雨水(うすい)』とは。

“陽気地上に発し 雪氷とけて雨水となれば也”(暦便覧)

とあり、冬の陰気が覆っていた地上に陽気が発生し、雪から雨にかわってくる…と江戸時代の暦に書かれています。

湿気寒いときは関節の痛みがつらくなりがち。暖かくしてお過ごしを。

しかしながら例年、雨水を過ぎると急に春めいてくる日が増えます。ひな人形は雨水に飾ると 良縁に恵まれる、縁起が良いといわれています。

持っているお雛様がある方はどうぞ。お雛様の絵を描いて飾るだけでも。桃や桜など、ピンクのお花を飾るだけでも… 気は心。ご自分の中の女性性を寿いであげてください。

春の養生のコツは、「のびのび!」(古典 四気調神大論より)

春の養生を、患者さんのために簡単にまとめました。コツは、「のびのび!」

春の養生(古典より)

  • 少し遅く寝て少し早く起きて庭に出てゆっくりと歩き、髪を解きほぐし、体を伸びやかにする。(身体を動かし、気持ちよくのびのびと~)
  • 心持ちは活き活きと生気を充満させて、生れたばかりの万物のようにするよい。(ストレスはためない)
  • 生れたばかりの万物のように、とは。自然な生長にまかせるべきで、邪魔はしてはならない。褒めるべきで、罰してはいけない。(自分も他人も褒めて伸ばす♪押さえつけない)
  • 大いに心をはげまし、目を楽しませるべきで、体をしいたげてはならない。(楽しむこと、でも疲れすぎないで!)

2000年前の最古の医学書 黄帝内経素問四気調神大論を読んでみると春の3ヶ月間を「発陳」と言う、とあります。
元々春という言葉は 発る・張るから来ているといわれ、冬の間かくれていたすべてのものが、芽を出し活動的になり始める時期です。

昼の時間が長くなり、外の気温もだんだんと上昇しはじめると、「陽」の要素が少しずつ増し、消耗を避けてじっと閉蔵していた動物や植物も、陽気に応じて活発に行動し始めます。

人間も同じく陽気が徐々に活発に働き始めます。この気に従って適度に行動する事が良く、動かないでじっとしていると、陽気が体の内にこもってしまい病気になる原因を作ってしまいます。

春は、のぼせ、アレルギー症状、月経不順、気分の浮き沈み、肌荒れ、胃腸障害、等が 心身の変化が出やすい季節。

小さな自然である人間は、大きな自然の影響を受け、四季が変化するように、刻一刻と変化し続けています。春の「気」をうまく利用して、のびのびとした体と心を養いましょう。とも治療室がお手伝いします。

立春。暦上、春になりました。春の養生は「陽気」コントロール。

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春の花がほころびはじめました。

まだまだ寒いですが、暦の上ではこれから春が始まります。

中国古来の哲学である、「陰陽学」では、冬は陰が極まる季節。陰とは静と動でいうと静。春からは徐々に陽気が高まり、陰から陽に転化していく季節です。

陽は活動のエネルギーなので、植物は芽を出し、動物は動き出します。自然の一部である人間も陽気を取り込み、活動的になっていきます。

しかし、まだまだ寒さもたくさん残っています。不意に暖かくなったかと思えば、次の日は一気に真冬日に戻ったりします。

そうなると、体の調節が追い付かず、体と自然をつないでいる穴(腠理・そうり:一般的には毛穴のことと捉えられています)の開閉のコントロールがうまくいかなくなり、取り込んだり、発散したりさせないといけない陽気が体内に閉じ込められてしまいます。

陽気は活動のエネルギーなので、体内に閉じ込めるのは良いのではないか?と思ってしまいますが、陽気とは常に動き、巡るもので、一か所に閉じ込めておくものではありません。

閉じ込めてしまうと、陽気が強くなり、熱を帯びるようになり、喉が痛い、喉が渇く、咳が止まらない、血圧が高くなる、イライラする、気分が滅入るなどの症状が起きることもあります。熱の鬱積がひどい場合は火を起こします。

火が起きると熱は上に向かい、風を起こします。そうなるとフラフラとめまいがしたりするようにもなります。そうならないためにも陽気はうまく発散させることが大切です。

そんな時は、少し汗ばむ程度の運動をするか、足湯などをして少しだけ汗をかくのも良いですね。余りやりすぎると潤いを消耗してしまうので、ほどほどに。

 

半身浴や長湯が好きな方は、お肌の状態をよく観察してください。かかとがかさかさしていたり、肌のきめが荒れていたら、陰陽バランスが崩れているかもしれません。人それぞれにふさわしい養生があります。早めに専門家のアドバイスを受けると安心です。

 

【佐藤初女さん直伝おむすび講習会】最新情報

2025、いよいよ公開開催の運びとなりました。
日本のマザーテレサと呼ばれた佐藤初女さん直伝
山崎直さんのおむすび講習会
申込は、イベント事務局 tomoevent2023@gmail.com まで。
 2026開催予定は2月下旬の土日(決定次第ここで告知します)

佐藤初女さん直伝山﨑直さんのおむすび講習会 2025

「美味しいおむすびを作れたら、それは一つの財産」
そう初女さんはおっしゃっていたそうです。

初女さんのそば近くで
長くお手伝いされていた山﨑直(やまざきすなお)さんから
お米の扱い、ご飯の炊き方、おむすびを教わります。

初女さんとの出会いや思い出など
直さんのお話もうかがいます。

一粒の米にも一滴の水にもこころを注いでいく
いのりのようなひとときを、ぜひご一緒しましょう。
心よりお待ちしています。

ホリスティック鍼灸【とも治療室】河合リコ

4月日程:4月20日 (日曜日)開催決定

(以前お知らせしていた4/19から)上記へ変更となりました)

時間:11:00~14:00

約3時間。早退可能です。終了時間は人数により前後します。

開場(受付開始):30分前

参加費:5,000円

おむすび2個・みそ汁・ドリンク付

場所:JR中央線「武蔵小金井駅」近隣

駅から約10分、予約確定後詳細ご案内

内容:一人一人おむすびを結びます。

試食タイムあり

持ち物:エプロン等。

予約確定後ご案内します

問合せ・申込:とも治療室イベント事務局 tomoevent2023@gmail.com

講師:山崎直(やまざきすなお)さん

【講師プロフィール】https://sunaomusubi.com/

中学2年の息子が、最期に食べたものが おむすびだったことから佐藤初女さんに出会う。「あなたとは普通のご縁じゃないわね」という初女さんの言葉から始まった交流は13年に及び、「直さんとは深いところで繫がっているから」という言葉が初女さんから頂いた最期の言葉となった。初女さんのおむすびを初女さんのおむすびの祈りを伝えたく、全国でおむすび講習会を行っている。森のこもれびサイトより


【佐藤初女さんについて】

1921年青森市生まれ。小学校教員、弘前染色工房主宰を経て83年、自宅を改装し「弘前イスキア」を、92年、岩木山麓に「森のイスキア」を開設。迷い、疲れ、救いを求めて訪れる人に食事を供し、寄り添うことで、多くの人々の再生のきっかけとなってきた。その活動は、『地球交響曲(ガイアシンフォニー)第二番』で広く知られるようになる。『おむすびの祈り』『初女さんのお料理』『いのちの森の台所』等著書多数。2016年2月1日逝去。


画像は「いのちをむすぶ」佐藤初女(著)集英社


***関連リンク****

主催の思い https://tomohari.com/musubi/

佐藤初女さん「いのちのおむすび」動画
https://www.youtube.com/watch?v=zyK8L-z70Hk

 

明日は夏至です。この日の朝露は特別…

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1年で最も昼の時間が長くなる日。梅雨だと実感しにくいですが、朝日が昇るのが確かに早いです。

ヨーロッパでは、夏至を特別なお祭りにしている国が多いですね。花かんむりをあんでかぶり、健康を祈ったり。日が短い地域では、「一番 昼間が長い日」は、格別嬉しかったのでしょう。歌って踊って美味しいものを食べてみんなでお祝いする日になりました。

夏至の時期のフレッシュハーブは特別な薬効があると珍重されます。摘む機会があれば、ぜひこの日、特に早朝、夜明け頃、朝露が下りた状態で摘んだハーブをお試しください。簡単にはハーブティを。

日本の梅雨だと朝露って感じではないですが、朝、濡れてキラキラしている植物を愛で、雰囲気を味わってもらえるとよいなあと思います。

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夏至に生ハーブをつんでセントジョーンズワート油を作ってみませんか? 夏至の花の特別な薬効…

Hypericum

夏至に摘むと特別な薬効を持つ、といわれているハーブがあります。セントジョーンズワート、聖ヨハネの草と言われる、西洋オトギリソウです。(St. John’s wort、セイヨウオトギリソウ)

これで作ったハーブオイル、セントジョーンズワート油(ハイペリカム油 Hypericum)は、切り傷、打ち身、筋肉痛などの症状に良いとされています。

どのオイルもそうですが、肌の弱い人は少量をぬって何もないことを確認する、足など丈夫なところから使う、日光に当たらない部分に塗る、など 自分のペースで、様子を見ながら 使っていきましょう。

通販で苗も手に入ります。今年無理でもぜひ来年…。

作り方は簡単。花をつんで、すりばちなどでつぶします。赤い色素が出たらOK、好みのキャリアオイルにつけこんで、瓶詰め。

花だけだときれいな赤い色にしあがります。

毎日振り混ぜ 、できれば日光に当てます。1か月程度で濾しましょう。

パッチテスト(少量を塗って様子を見る)等をして、安全に自分のペースで楽しみながら使ってください。