「ホリスティック養生」カテゴリーアーカイブ

 ふと、呼吸を深くしたくなるとき。
 季節のうつろいが、こころにも届いてくるとき。

 この「ホリスティック養生」は、
 自然や月のめぐりとつながるように、
 からだとこころの調和を そっと取り戻すための
 静かな小さなお便りのように作りました。

 治療に通っていなくても、
 ふだん忙しくしていても、
 ただ読んでいただくだけで、
 少しやさしくなれる時間となりますように。

 夜、ふと見上げた月。
 朝、芽吹いたハーブ。
 季節とともにある からだの感覚──
 その気づきが、あなたの内なる力となりますように。

 どの文章からでも、お好きなときに、
 そっと、お読みくださいね。

「小雪」になりました。気のパワーを減らさない養生。

冷たい空気に、ふと肩をすくめる朝。
季節は静かに 「小雪(しょうせつ)」 へ――冬の入口で、陽ざしが弱まりはじめる頃です。
寒さと乾燥が進み、風邪をひきやすいこの時期。
からだをあたため、心を静め、気(エネルギー)を消耗させないことが大切です。

呼吸の浅さに気づいたら、1度深呼吸。そして、季節の移ろいを感じてみましょう。

気を減らさないために、静けさを

東洋医学では、生命を動かす力の源を「気(き)」と呼びます。
気が満ちていると、体も心も滞りなくめぐり、自然と調和します。
寒さが深まる冬は、外へ出すよりも内にたくわえる季節。

自分のペースをたいせつにしましょう。心を落ち着け、感情をゆるやかに保つことが、気を減らさない第一歩です。
1日のうちに、1度でも、静かな時に身をゆだねること。たとえば、雑事をいったんおいておいて、静かな気持ちであたたかいお茶をゆっくり飲むだけでも、「気」がととのいます。

ゆっくりで大丈夫。あなたのペースで、季節と調和していきましょう。

冬の風邪を防ぐために

冬は体温を保ちにくく、乾燥で粘膜も弱まりやすい季節です。
風邪を防ぐには、体の奥から温める力を養い、内側の潤いを守ることが肝心です。
めぐりが停滞しやすい時期でもあるため、からだを「冷やさない」「血流をよくする」こともポイントです。

  • 冷たい飲食は控え、温かい汁物やお茶を中心に
  • 根菜や豆類など、滋養のある食材をしっかりと
  • 首・手首・足首を冷やさず、重ね着で守る
  • 軽いストレッチや散歩で血流をやさしく動かす
  • お風呂や足湯で芯まで温まり、一日の緊張をほどく

「あたためる」と「やわらげる」を冬の習慣に。

小雪の頃におすすめの食材と冬支度

自然界のエネルギーが静かに地中に戻るこの時期。
食卓にも、体を温めながら滋養を与える食材を取り入れましょう。

栗、くるみ、海老、長いも、棗(なつめ) などは、
気と血を養い、冷えから守ってくれる代表的な食材です。
甘みや香ばしさをゆっくり味わう時間が、心の安らぎにもつながります。

柑橘の香りも、この季節の贈りもの。ゆずを切って、料理にひとしぼり。
そのやさしい香りが、気持ちをやわらかく包んでくれます。

旬の香りを感じることも、立派な養生です。

冬は、からだを休め、心を整えるのに絶好の季節。
からだとこころは、いつも響きあっています。

とも治療室では、その響きをたいせつにととのえています。
東洋医学・花療法・アロマテラピーを組み合わせ、冬をしなやかに過ごすためのホリスティックなケアを行っています。

今日もどうぞ、ぬくもりを味方に。

身体全てが連携しながら、はたらいている。

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身体全てが連携しながら、はたらいている。

 

人間の身体は機能ごとに分業をしています。酸素を取り入れ二酸化炭素を排出する“呼吸器”(気管や肺)、酸素や栄養や老廃物などを運ぶ血液を流す“循環器”(心臓や血管)、食物を消化・吸収する“消化器”(胃や腸)などは良くご存知でしょう。

同じように人が自分の身体を自由に動かすことができるのは、骨、関節、筋肉や神経で構成される“運動器”の働きによるものです。骨、関節、筋肉はそれぞれが連携して働いており、どれかひとつが悪くても身体はうまく動きません。

健康寿命って?

人生の最後まで自分の足で歩く・・
健康寿命を延ばしましょう。

「健康寿命」という言葉をご存知ですか?

健康寿命とは、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことです。平均寿命と健康寿命の間には、男性で約9年、女性で約13年の差があります。誰もが最後まで、健康でいきいきとした生活を送りたいと思っています。健康寿命を延ばしましょう!

平均寿命と健康寿命の差は、運動器にあり!

自立度の低下や寝たきり、つまり要支援・要介護状態は健康寿命の最大の敵です。そしてその要因の第1位は「運動器の障害」だということをご存知ですか?

要介護や寝たきりは、本人だけでなく家族など周囲の人にとっても問題になります。自分のみならずあなたの大切な家族や友人などのためにも運動器の健康を維持ましょう。

ロコモについて、何回かに分けて解説します。(ロコモ2)

情報提供:ロコモ チャレンジ!推進協議会

ロコモ1 国民病かも!?「ロコモ」って知っていますか

ロコモ2  身体全てが連携しながら、はたらいている。

 

※平均寿命:厚生労働省「平成25年簡易生命表」
健康寿命:厚生労働省「平成25年簡易生命表」「平成25年人口動態統計」
「平成25年国民生活基礎調査」総務省「平成25年推計人口」より算出

骨量は年齢変化で変わっていきます。女性はホルモンの影響で、更年期にガクッと下がります。

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今から、運動習慣をつけよう。今日が一番私は若い。

 

骨や筋肉の量のピークは20~30代だということをご存知でしたか?骨や筋肉は適度な運動で刺激を与え、適切な栄養を摂ることで、強く丈夫に維持されます。弱った骨や筋肉では、40代・50代で身体の衰えを感じやすくなり、60代以降、思うように動けない身体になってしまう可能性があります。

骨量は年齢変化で変わっていきます。女性はホルモンの影響で、更年期にガクッと下がります。

筋肉、骨と同様に軟骨や椎間板にも運動や生活活動によって適正な負荷がかかることが必要です。ただし、過度なスポーツや過体重によって「負担をかけられすぎる」と、軟骨や椎間板は逆に傷んでしまうことになります。また、やせすぎると筋肉や骨は弱くなってしまいます。肥満もやせすぎもよくありません。あなたにも心あたりはありませんか?

ロコモについて、何回かに分けて解説します。(ロコモ3)

情報提供:ロコモ チャレンジ!推進協議会

ロコモ1 国民病かも!?「ロコモ」って知っていますか

ロコモ2  身体全てが連携しながら、はたらいている。

ロコモ3 今から、運動習慣をつけよう。今日が一番私は若い。

立冬。冬の養生は…

立冬になりました。ここを境に、からだは静かに“冬支度”を始めます。汗ばむ日も、朝晩の空気はキリリ。
無理を重ねず、内側をあたためていきましょう。

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24時間受付/所要1分/相談や疑問はメッセージ欄へどうぞ



冬の始まり

冬のバランス|“外”より“内”が主役に

冬は「陽」が内に潜み、「陰」が満ちる季節。自然も人も、活動を外に見せるより、静かに内側へエネルギーをしまう時期です。あわてず、ためて、整える——これが冬のリズムです。

冬の養生|古典の知恵を、今日の暮らしに

2000年前の古典『黄帝内経・四季調神大論』には、冬のすごし方の基本が記されています。今の生活に合わせて、まずはここから。

  • 夜は早めに休み、朝は日光を待って起きる。
  • 意欲は内に温め、行動は控えめに。
  • 寒さを避け、首・お腹・足元をしっかり保温。
  • 体力の浪費や汗のかきすぎを避ける。
まずはここだけ
・夕方以降は「冷やさない・がんばりすぎない」。
・お風呂上がりに、足首→ふくらはぎ→お腹の順で保温。
・寝る前5分の深呼吸で、眠りのスイッチを入れる。

現代のケア三本柱|ストレス・睡眠・冷え

1)ストレス:心は“静けさ”を味方に

外で戦うより、内を整える季節。気持ちが波立つ日は、「今日は静かに温める日」と決めるだけで十分です。やらない勇気も“養生”の一つ。

2)睡眠:量より“質”を上げる

就寝1時間前はスマホを遠ざけ、灯りはやわらかく。足元とお腹を温め、呼吸をゆっくりに。眠りが浅いときは、からだのバランスが季節とずれているサインかもしれません。

3)冷え:首・お腹・足首の“3点守備”

マフラー/腹巻き/レッグウォーマーの3点で要を温めます。むくみや足の冷えが強い方は、夕方以降に冷たい飲食を避け、湯気の立つ温かいものを。

ミニTIPS
・乾燥対策は“内外セット”で。こまめな水分+お風呂上がりの保湿。
・夕方以降のカフェインは控えめに。代わりに生姜湯や白湯。
・「今日は少しがんばりすぎたな」と思ったら、日中 1分だけ目を閉じて深呼吸。


とも治療室のサポート

眠りの浅さ、足先の冷え、気持ちの波——冬のサインは、早めに整えるほど すっと楽によい状態へ戻れます。
東洋医学(はり灸・経絡)と植物療法(精油・花のエッセンス)で、やさしく中庸へ。心を込めてお手伝いしています。

「いちばん気になる症状」をひとつだけ教えてください。どのメニューにするか、最善の組み立てをご提案します。

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初回の方も歓迎/予約後のご質問はメッセージ欄で承ります

「自分を大事にしよう」——そう、ふと思うだけで、内側からの、回復がはじまっていきます。どうぞ、ご自分にやさしく…よき冬をお過ごしください。

国民病!?「ロコモ」とは。

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国民病かも!?「ロコモ」って知っていますか?

運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態を
「ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ、和名:運動器症候群)」といいます。
進行すると介護が必要になるリスクが高くなります。

ロコモは筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のいずれか、あるいは複数に障害が起こり、「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態をいいます。進行すると日常生活にも支障が生じてきます。

2007年、日本整形外科学会は人類が経験したことのない超高齢社会・日本の未来を見据え、このロコモという概念を提唱しました。

いつまでも自分の足で歩き続けていくために、運動器を長持ちさせ、ロコモを予防し、健康寿命を延ばしていくことが今、必要です。

ロコモについて、何回かに分けて解説します。(ロコモ1)

情報提供:ロコモ チャレンジ!推進協議会

 

ひざが痛む…。

images気候変動が大きいの時期。ひざの痛みに悩むかたが、ふえています。

さわってみると体に、根強い冷えが見つかることがほとんど。

ひざは、毎日使う関節だけに、痛いとつらいもの。痛いから動かない、動かないから筋肉が衰える、さらに痛くなるというバッドスパイラルに入ることも多いのです。

とも治療室では、正座がしにくい、階段が歩きにくい、立っているのがつらい、患者さんの 日常の辛さを和らげ、悪化させない治療を行っています。

また、患者さんに合った養生法を丁寧に指導して、効果を長引かせています。

治癒をはやめつつ、痛みをおさえ、筋肉を強くする日々の養生を併用することで、暮らしの中で楽にひざが使えるように導いています。

ひざの痛みは、女性ホルモンとの関係もあるといわれており、更年期障害の時期に出やすいものでもあります。

東洋医学的にはむくみなど、水分代謝、だるさなど元気のなさともつながりがあります。

ひざの痛みだけに注目するのではなくて、身体全体のバランスを取り、身体の声をよく聴いて、ご自身の持っている自己治癒力をパワーアップしていくことが、この後の人生をはつらつと自分らしく、すごしていくために、とてもとても大切です。

あきらめず、頑張りすぎず、楽しみながら、一緒にとりくんでいきましょう。

 

五感で味わい、心身ととのう「場」

ホリスティック養生

五感で味わい、心身ととのう「場」

五感で感じ、いのちを味わう時間を。
そのひとときを通して「自分に還る場」を届けたい——
そんな思いから、とも治療室はさまざまな“場”をひらいています。


とも治療室が「場」をつくる理由

今、どんな感じですか? 心は? 体は?
正解も不正解もありません。
ただ、「今の自分」に気づいてみること。
それがすでに、とても大切で尊いことです。

『え、自分の体の声なんて聞いてる暇ないよ』——そんな毎日を過ごしている方がほとんどです。
だからこそ。ふと立ち止まり、自分を感じること——それが、いまの時代ではとても貴重なことになっています。

臨床で大切にしていること

腰痛でも、肩こりでも、婦人科の悩みでも。どんな理由でいらした方にも、
「こころ・からだ・くらし」の三つの視点から、自分に気づく時間をともに見つめていきます。

季節の移ろいの中で、太陽の光を浴びて自然に花がひらくように——
その人自身の気づきと変化を、そっと待ちます。

「治療」と「体験」、ふたつの形にある同じ想い

とも治療室には、
● 1対1の臨床の場 ● 人が集う体験の場
両方のかたちがありますが、根っこにある思いはひとつです。

「あるがままの自分を取り戻すこと」
そのプロセスを支えられる場を、日々つくっています。

「場」のちから

「自分でがんばらなくても、なにかが起きる」——それが「場」の力です。

自然の香り。肌にふれるぬくもり。誰かのまなざし。
そのすべてが「いのちに触れる時間」になります。

体験会に来てくださる皆さんの声に、いつも励まされています。
「自然の恵みを感じて、ほんとうに驚いた」
「なぜか、楽になった」「自分に戻れた気がする」


体験する「場」

植物の香りに包まれて、自分とつながる静かな時間

「新月蒸留会」

https://tomohari.com/moonjoryukai/

植物を蒸留しながら、香りと静けさの中で自然と自分に戻っていく時間です。
五感が開き、心がゆるみ、「深く癒された」「ふっと涙が出た」などの感想もいただいています。

【募集中】桜蒸留会/黒文字蒸留会/和ネロリ蒸留会

▶体験者の感想はこちら


▼ おむすび講習会


佐藤初女さん直伝 おむすび講習会 詳細はこちら

初女さんが大切にされていた「むすび」のこころ。とも治療室では、炊き方や握り方だけでなく、「心でむすぶ」ことを大切に伝えています。

体験者の声

「初女さんのおむすびは“心でむすぶ”。その意味がわかったとき、自然に涙がこぼれました」(60代・女性)

「自分の手がこんなにもやさしかったなんて。お米一粒ひとつぶが、いとしく思えるようになりました」(40代・カウンセラー)


「初めての花療法一日体験教室」

心や感情のバランスを穏やかに取り戻す、花のエッセンスを学ぶ教室です。内側にやさしく耳を澄ませながら、“自分にやさしくなる方法”を体験します。


お灸教室(新大久保駅至近)

「熱そう」「むずかしそう」——そんな心配はいりません。

  • もぐさの香りを楽しむ
  • ツボの探し方を学ぶ
  • やさしい温かさを体で感じる

はじめてでも安心な、体験型のセルフケア教室です。

体験者の声

「お灸の熱さが苦手だったけど、ここで学んだやり方は本当にやさしくて、むしろ心地よかったです」(50代・主婦)

「もぐさの香りに癒され、体が楽になるのですっかりはまりました。“毎日お灸”する日が来るなんてびっくりです」(30代・医療職)

※開催地は新大久保駅至近
https://tomohari.com/outiq/


わかちあいの「場」

河合がこれまではぐくんできた さまざまを、わかちあうクローズドの場もひらいています。
治療・花療法・体験ワークショップ・様々な一期一会で、出会った方へ個別に告知しています。

アクセス

「場」の会場は、いずれも JR中央線 武蔵小金井駅近辺


いのちの場を、いっしょに

感じる、味わう、ほどける、つながる。
とも治療室では、これからも、そんな「いのちの場」を静かに丁寧に育てていきます。

私は、ひとりの治療家として、この“いのちの場”を育てつづけたいと思っています。
あなたと、いつか“香りの場”でお会いできる日を。
その日を、静かに楽しみにしています。

こころが曇ってきたな…と感じたら、窓を磨く。

ダウンロード心の窓を磨くように…。自分の住まいの、窓を磨くと、身体の気の通りも、よくなります。

思い立ったら布を1枚。

心を込めて、裏表ふく。

出来栄えにこだわらなくて、大丈夫。(もちろん、ピカピカにしてもよいですがお疲れが出ない程度に!)

「窓への気持ち」を込めることと

その時動いている自分のからだの感覚を、たいせつにしてみてください。

気持ちよ~く、肩や手が伸びるのを感じて…

こころが曇ってきたな…と感じたら、お試しを。

平安のフラワーセラピー「菊の着せ綿」…紫式部のうたう雅びな花養生。

菊の着せ綿 ― 紫式部も詠んだ、重陽の知恵

「菊の花 若ゆばかりに袖ふれて
花のあるじに 千代はゆづらむ」

紫式部の歌です(『紫式部集』)。
若返りの効能があるとされた菊の露を、あえて自分には取り込まず、花の持ち主に千代の寿をゆずりますよ――という意味だそうです。袖でそっと触れる程度にして、永遠の若さは花に託す。その奥には、人間関係のやりとりや、深遠な美意識が垣間見えます。

中国から伝わった重陽の習慣は、日本では平安時代に菊の風習として花開きました。
旧暦9月9日(今の暦でおよそ10月中旬)には「菊の着せ綿」が行われました。前日の夜、菊の花に真綿をかぶせ、翌朝その綿に宿った香りや露で顔や体を拭い、若さと健康を願ったのです。

また、重陽の日には、菊の花を盃に浮かべて酒を飲む「菊酒」も盛んでした。今でいうフラワーレメディのような感覚でしょう。さらに、菊の花を湯に浮かべる「菊湯」、枕に詰めて眠る「菊枕」など、菊に親しむ方法はいくつもありました。たとえ枕元に一輪そっと置くだけでも、香りとともに季節を感じられたことでしょう。

菊は古来「延寿の花」と呼ばれ、人々のいのちを守る薬草として尊ばれてきました。
自然のリズムに寄り添い、花や露に健康を託した平安の人々。その感性は、いまを生きる私たちにとっても、大切なヒントを与えてくれます。

とも治療室でも、自然の恵みに耳を澄ましながら、身体と心を整える養生を大切にしています。
今年の重陽には、夜空を見上げながら「菊の着せ綿」に思いを馳せてみませんか。

寒露になりました。秋の養生ポイント「うるるん」

養生|養いながら生きる法 - とも治療室|はり・灸|アロマ|花療法|世田谷区豪徳寺|新宿新大久保|女性

 

寒露になりました。『暦便覧』では、「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」とある寒露は、露が冷気によって凍りそうになるころ。

乾燥しないよう、うるうる補充を。

 

東洋医学では、秋といえば、乾燥注意!

湿度の高い日本でも、肌のカサカサやトラブルが増えてくるのはこの時期からです。粘膜も弱くなるので、口や咽喉が渇いて空咳が出る、目が渇くなど。さらには、腸まで乾燥していき、便秘しやすいなどの症状が出易くなります。

 

呼吸器は、湿度が60%以下になると 感染しやすくなります。

 

お年寄りや子供、お仕事柄いろんな方に接触するかたは、うがい手洗いを毎日の習慣にしてください。

 

常在菌もバリアになるので、消毒剤系のソープはお勧めしていません。肌に合う石鹸を使うので十分。何度も何度も洗うのであれば、水でもよいのです。

 

また、夜寝るときにも、乾燥しないように。お部屋に洗濯物を干すなどでもかなり湿度キープができます。加湿器があればなおよし。