「ホリスティック養生」カテゴリーアーカイブ

養生とは、養いながら生きていく方法。
幸せに、気持ちよく、楽に、安らかに。太古の昔から、より健やかに、より安らかに、より幸せに、よりよく、生きていく方法、智恵が伝わっています。

一般にいう、「病気を治す」「病気にならない」意味だけではありません。

本来の「養生」は、養いながら生きていくこと。かけがえのない、今このとき、生きている命を、大切にすること。
そんな叡智を 紹介していきます。

四時(しいじ 今の季節)にかなった暮らし方や、自分の命を大切にする、セルフケアのやり方など。
無理が効かなくなったら、養いながら生きていくべきです。
ということは、ほぼ、大人の全員。
それが、いのち、を大切にするということ。
東洋医学はそれが得意です。
とも治療室では、患者さん一人一人の身体とこころに合わせて今このとき必要な養生法をお伝えしています。

身体全てが連携しながら、はたらいている。

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身体全てが連携しながら、はたらいている。

 

人間の身体は機能ごとに分業をしています。酸素を取り入れ二酸化炭素を排出する“呼吸器”(気管や肺)、酸素や栄養や老廃物などを運ぶ血液を流す“循環器”(心臓や血管)、食物を消化・吸収する“消化器”(胃や腸)などは良くご存知でしょう。

同じように人が自分の身体を自由に動かすことができるのは、骨、関節、筋肉や神経で構成される“運動器”の働きによるものです。骨、関節、筋肉はそれぞれが連携して働いており、どれかひとつが悪くても身体はうまく動きません。

健康寿命って?

人生の最後まで自分の足で歩く・・
健康寿命を延ばしましょう。

「健康寿命」という言葉をご存知ですか?

健康寿命とは、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことです。平均寿命と健康寿命の間には、男性で約9年、女性で約13年の差があります。誰もが最後まで、健康でいきいきとした生活を送りたいと思っています。健康寿命を延ばしましょう!

平均寿命と健康寿命の差は、運動器にあり!

自立度の低下や寝たきり、つまり要支援・要介護状態は健康寿命の最大の敵です。そしてその要因の第1位は「運動器の障害」だということをご存知ですか?

要介護や寝たきりは、本人だけでなく家族など周囲の人にとっても問題になります。自分のみならずあなたの大切な家族や友人などのためにも運動器の健康を維持ましょう。

ロコモについて、何回かに分けて解説します。(ロコモ2)

情報提供:ロコモ チャレンジ!推進協議会

ロコモ1 国民病かも!?「ロコモ」って知っていますか

ロコモ2  身体全てが連携しながら、はたらいている。

 

※平均寿命:厚生労働省「平成25年簡易生命表」
健康寿命:厚生労働省「平成25年簡易生命表」「平成25年人口動態統計」
「平成25年国民生活基礎調査」総務省「平成25年推計人口」より算出

骨量は年齢変化で変わっていきます。女性はホルモンの影響で、更年期にガクッと下がります。

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今から、運動習慣をつけよう。今日が一番私は若い。

 

骨や筋肉の量のピークは20~30代だということをご存知でしたか?骨や筋肉は適度な運動で刺激を与え、適切な栄養を摂ることで、強く丈夫に維持されます。弱った骨や筋肉では、40代・50代で身体の衰えを感じやすくなり、60代以降、思うように動けない身体になってしまう可能性があります。

骨量は年齢変化で変わっていきます。女性はホルモンの影響で、更年期にガクッと下がります。

筋肉、骨と同様に軟骨や椎間板にも運動や生活活動によって適正な負荷がかかることが必要です。ただし、過度なスポーツや過体重によって「負担をかけられすぎる」と、軟骨や椎間板は逆に傷んでしまうことになります。また、やせすぎると筋肉や骨は弱くなってしまいます。肥満もやせすぎもよくありません。あなたにも心あたりはありませんか?

ロコモについて、何回かに分けて解説します。(ロコモ3)

情報提供:ロコモ チャレンジ!推進協議会

ロコモ1 国民病かも!?「ロコモ」って知っていますか

ロコモ2  身体全てが連携しながら、はたらいている。

ロコモ3 今から、運動習慣をつけよう。今日が一番私は若い。

国民病!?「ロコモ」とは。

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国民病かも!?「ロコモ」って知っていますか?

運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態を
「ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ、和名:運動器症候群)」といいます。
進行すると介護が必要になるリスクが高くなります。

ロコモは筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のいずれか、あるいは複数に障害が起こり、「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態をいいます。進行すると日常生活にも支障が生じてきます。

2007年、日本整形外科学会は人類が経験したことのない超高齢社会・日本の未来を見据え、このロコモという概念を提唱しました。

いつまでも自分の足で歩き続けていくために、運動器を長持ちさせ、ロコモを予防し、健康寿命を延ばしていくことが今、必要です。

ロコモについて、何回かに分けて解説します。(ロコモ1)

情報提供:ロコモ チャレンジ!推進協議会

 

ひざが痛む…。

images気候変動が大きいの時期。ひざの痛みに悩むかたが、ふえています。

さわってみると体に、根強い冷えが見つかることがほとんど。

ひざは、毎日使う関節だけに、痛いとつらいもの。痛いから動かない、動かないから筋肉が衰える、さらに痛くなるというバッドスパイラルに入ることも多いのです。

とも治療室では、正座がしにくい、階段が歩きにくい、立っているのがつらい、患者さんの 日常の辛さを和らげ、悪化させない治療を行っています。

また、患者さんに合った養生法を丁寧に指導して、効果を長引かせています。

治癒をはやめつつ、痛みをおさえ、筋肉を強くする日々の養生を併用することで、暮らしの中で楽にひざが使えるように導いています。

ひざの痛みは、女性ホルモンとの関係もあるといわれており、更年期障害の時期に出やすいものでもあります。

東洋医学的にはむくみなど、水分代謝、だるさなど元気のなさともつながりがあります。

ひざの痛みだけに注目するのではなくて、身体全体のバランスを取り、身体の声をよく聴いて、ご自身の持っている自己治癒力をパワーアップしていくことが、この後の人生をはつらつと自分らしく、すごしていくために、とてもとても大切です。

あきらめず、頑張りすぎず、楽しみながら、一緒にとりくんでいきましょう。

 

楽に楽しく、ととのう。←「場」ってパワフル。

フラットな問いかけとして読んでみてくださいね、

今、自分の身体と心、どんな調子?

心身ととのってるかな?

自分の身体の声、きけてるかな?

「いやー この酷暑以来、なんか元気なくって」

「コロナ渦以来あまりにめまぐるしくて」

「身体の声? ってなんだろ? ぜんぜんわかんない。毎日こなすのでもういっぱいいっぱいだよ」・・って方、少なくないです。

とも治療室は、臨床で、「今ここが冷えているから・・○○したら、▼が楽になりますよ」とお伝えしていますが、なかなか実践できないのも自然なことだとも思っています。

基本的に、もう十分 なさっているのだから、○○しなければ、っていうタスクは増やしたくない。それで…

楽しく楽に ラクになれるとしたら素敵じゃないですか?

と思うようになりまして、これ以上何にも頑張らなくても、ふわっと自然を感じ、ちょっとでも楽になれるような「場」を 皆さんと一緒に作るようになりました。

場って不思議で… 自分で頑張らなくても なにかが 起こりやすいのです。一期一会の、かけがえないなにか。そんな何かをともに味わえたら、うれしいです。

万が一、たまたま一人しかお申し込みがない場合は、マンツーマン開催となり、内容を相談させていただきます。(例 「蒸留会+花療法」や「蒸留会+プチ体験」で貸し切りマンツーマン開催など)。

「新月蒸留会」

新月蒸留会…養生指導の一環で開催

「初めての花療法一日体験教室」

【はじめての花療法】1日体験教室

「佐藤初女さん直伝おむすびの集い」

おむすびの集い

お灸教室

自分で自分をラクにするおうち灸教室★on-line対応可

いずれも開催 場所はJR中央線武蔵小金井駅

早いもので来月には暦上の冬。冬の養生は…

10月に真夏日もあった今年は、実感がわきにくいですが、早いもので、11月7日には立冬、暦では「冬到来」となります。

立冬は初めて冬の気配が現われてくる日。地方によって冬瓜を食べる風習があります。朝晩など、キリリと冷気を感じるようにもなってきます

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冬のバランス

立冬から 陽気は潜み、陰気が盛んになっていきます。

草や木がしおれて、虫が地に伏せて隠れ、万物の活動が冬眠状態に入って力を蓄え、春にむけて準備する期間。

『暦便覧』では、「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」とあります。

人の身体にも冷えが目立ちだします。足が冷えている人は要注意。冷気から自衛するようにしましょう。

冬の養生

2000年前の古典『黄帝内経・素問・四季調神大論』に、冬の養生の記載があります。
この中から現代でも簡単にできることを紹介します

・冬は、早寝して遅めに起き、日光を待つこと。
・意欲を抑え行動には出さない
・寒さを避け常に体を温める。
・体力を浪費して汗をかかない様にする

冬は寒くなって、大地はいてつき、万木がしおれて、動物は隠れる。そんな、生命の潜伏閉蔵の時期。

人には冬眠はないけれど、冬は、蓄える&たまる時期だというのを、体重の増減やむくみから、なんとはなしに、感じている女性は多いのではないでしょうか。

人間も、自然界の変化に伴って内に潜んでいます。冬の養生は自然界の閉蔵の法則に順応するのが大切。

現代において、この中でも大事なのは…

現代は暖房など冷えは自営できます、知らず知らずに健康に影響大になるのが、ストレス。

精神安定がなによりです。心が静かであることに努め、情と志の活動を制御し、精神的情緒の安寧を保ち、表現しないこと。なおかつ、鬱々いらいらすることは避ける。

どんな状態か、イメージできますか?

これがまさに冬。

外から見えないけれど、逆に、内部のエネルギーは高いのです。

精神安定には、十分な睡眠も大事。

あたたかくしてよく寝てくださいませ。お布団から離れたくないほど、よく眠れる季節なはずです。眠くない、眠りが浅い、としたら… 心身のバランスが季節にそぐわない状態かもしれません。東洋医学と植物療法でのお手当てがきっと役立つことと思います。お手伝いしています

こころが曇ってきたな…と感じたら、窓を磨く。

ダウンロード心の窓を磨くように…。自分の住まいの、窓を磨くと、身体の気の通りも、よくなります。

思い立ったら布を1枚。

心を込めて、裏表ふく。

出来栄えにこだわらなくて、大丈夫。(もちろん、ピカピカにしてもよいですがお疲れが出ない程度に!)

「窓への気持ち」を込めることと

その時動いている自分のからだの感覚を、たいせつにしてみてください。

気持ちよ~く、肩や手が伸びるのを感じて…

こころが曇ってきたな…と感じたら、お試しを。

寒露になりました。秋の養生ポイント「うるるん」

養生|養いながら生きる法 - とも治療室|はり・灸|アロマ|花療法|世田谷区豪徳寺|新宿新大久保|女性

 

寒露になりました。『暦便覧』では、「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」とある寒露は、露が冷気によって凍りそうになるころ。

乾燥しないよう、うるうる補充を。

 

東洋医学では、秋といえば、乾燥注意!

湿度の高い日本でも、肌のカサカサやトラブルが増えてくるのはこの時期からです。粘膜も弱くなるので、口や咽喉が渇いて空咳が出る、目が渇くなど。さらには、腸まで乾燥していき、便秘しやすいなどの症状が出易くなります。

 

呼吸器は、湿度が60%以下になると 感染しやすくなります。

 

お年寄りや子供、お仕事柄いろんな方に接触するかたは、うがい手洗いを毎日の習慣にしてください。

 

常在菌もバリアになるので、消毒剤系のソープはお勧めしていません。肌に合う石鹸を使うので十分。何度も何度も洗うのであれば、水でもよいのです。

 

また、夜寝るときにも、乾燥しないように。お部屋に洗濯物を干すなどでもかなり湿度キープができます。加湿器があればなおよし。

平安のフラワーセラピー「菊の着せ綿」…紫式部のうたう雅びな花養生。

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「菊の花 若ゆばかりに袖ふれて花のあるじに 千代はゆづらむ」

紫式部の歌です(『紫式部集』)。

 

中国の習慣重陽は、日本では、平安時代、菊の風習になりました。

 

旧暦9月9日(現在の10月中旬ごろ)に菊の花を真綿でおおって菊の香を移し、その翌日の朝に露に湿ったこの真綿でからだをぬぐって、若さと健康を保とうとする行事がありました。これが「菊の着せ綿」。

 

 

重陽では、露の宿った菊の花をお酒に浮かべて飲むこともさかんでした。まさにフラワーレメディですね。

菊湯といって、菊の花を浮かべてお湯に入り、体を清める、

菊枕といって、菊を詰め込んだ菊枕でねる、というほうほうもあります。菊を少し枕元に置くだけでも。

 

ちなみに、歌の意味は「若返るといわれている菊の露には、袖でさわるくらいにして、千代の齢(よわい)は、菊の花の主におかえしします」とででも。送り主も女性。アンチエイジング美容液を譲り合ったということなのでしょうか。どんな人間関係か…で、深遠な意味合いがありそうですね。

 

丹田を養う。まず、息を吐き切りましょう。

image (2)「簡単調息」で、手をあの形で、お腹に乗せるのには理由があります。丹田を養うことをしているのです。妊娠したい人、美しく若さを保ちたい人にも、最重要ポイント。

丹田は、女子力UPにも、懐妊にも、重要ポイント

丹田とは。タンとは 不老不死の薬。田とは、それを養うところの意味。つまり、丹田を養うことで、若返り、生命力が高まるのです。

妊娠したい人、美しく若さを保ちたい人にも、最重要ポイントです。

 

頭をからっぽにし、身体はリラックスし、深く息をすることで、丹田にパワーがあつまり、全身の状態がよくなっていきます。

 

その時なにより大事なのは。

「まず はく、こと」

息を吸うには、はかなければいけません。

すっかりと、体の中から息を出し切れば、いらないものが一緒に出ていきます。

歌や呼吸法をやっている人なら良くご存じなことですが、息は、吸うより、はくほうが大事。

出し切れば、自然と、大事なものがはいってきます。これは、いろんなことにあてはまる、ほんとのホントのことです。

 

『調身(ちょうしん)・調息(ちょうそく)・調心(ちょうしん)』

簡単調息法。