「ホリスティック養生」カテゴリーアーカイブ

 ふと、呼吸を深くしたくなるとき。
 季節のうつろいが、こころにも届いてくるとき。

 この「ホリスティック養生」は、
 自然や月のめぐりとつながるように、
 からだとこころの調和を そっと取り戻すための
 静かな小さなお便りのように作りました。

 治療に通っていなくても、
 ふだん忙しくしていても、
 ただ読んでいただくだけで、
 少しやさしくなれる時間となりますように。

 夜、ふと見上げた月。
 朝、芽吹いたハーブ。
 季節とともにある からだの感覚──
 その気づきが、あなたの内なる力となりますように。

 どの文章からでも、お好きなときに、
 そっと、お読みくださいね。

五感で味わい心身ととのう「場」

五感で感じ、いのちを味わう時間を ぜひ味わっていただきたい…そんな思いで、様々な場を設けています。
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■ 体験型ワークショップ一覧

植物の香りに包まれて、自分とつながる静かな時間

「新月蒸留会」

とも治療室の蒸留会

【募集中】
・桜蒸留会
・黒文字蒸留会
・和ネロリ蒸留会

植物を蒸留しながら、香りと静けさの中で
自然と自分に戻っていく時間です。

五感が開き、心がゆるみ、
「深く癒された」「ふっと涙が出た」などの感想もいただいています。

▶体験者の感想はこちら

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▼ おむすび講習会

佐藤初女さん直伝 おむすび講習会 詳細はこちら

初女さんが大切にされていた「むすび」のこころ。
とも治療室では、炊き方や握り方だけでなく、
「心でむすぶ」ことを大切に伝えています。

来年の開催に向けて準備中です。予約受付中

体験者の声

🕊️「初女さんのおむすびって聞いて、特別な技術を想像していたけど…実際は、“心でむすぶ”という言葉の意味に、何度も涙があふれました」(60代・女性)

🕊️「自分の手がこんなにもやさしかったなんて。むすぶ手が、私自身を癒してくれた気がします」(40代・カウンセラー)

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「初めての花療法一日体験教室」

【はじめての花療法】1日体験教室

お灸教室(新大久保駅至近)

「熱そう」「むずかしそう」──そんな心配はいりません。

とも治療室のお灸教室は、
・もぐさの香りを楽しむ
・ツボの探し方を学ぶ
・やさしい温かさを体で感じる

はじめてでも安心な、体験型のセルフケア教室です。

体験者の声

🕊️「お灸の熱さが苦手だったけど、ここで学んだやり方は本当にやさしくて、むしろ心地よかったです」(50代・主婦)

🕊️「もぐさの香りと、静かな雰囲気に癒されて…まさか自分が“お灸っていいな”と思える日が来るなんて、驚いています」(30代・医療職)

※開催地は新大久保駅至近

 

自分で自分をラクにするおうち灸教室★on-line対応可

■ わかちあいの「場」

河合がこれまではぐくんできた さまざまを、
わかちあう クローズドの場もひらいています。

治療・花療法・体験ワークショップ・様々な一期一会で、
出会った方へ 個別に告知しています

アクセス

「場」の会場は、いずれも JR中央線武蔵小金井駅近辺

とも治療室が「場」をつくる理由

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今、どんな感じですか?
心は? 体は?

正解も不正解もありません。
ただ、「今の自分」に気づいてみること。
それがすでに、とても大切で尊いことです。


『え、自分の体の声なんて聞いてる暇ないよ』
── そんな毎日を過ごしている方がほとんどです。

だからこそ、
ふと立ち止まり、自分を感じることが、
今の時代ではとても貴重なことになっています。


臨床で大切にしていること

腰痛でも、肩こりでも、婦人科の悩みでも。
どんな理由でいらした方にも、
「こころ・からだ・くらし」の三つの視点から、
自分に気づくことを一緒に見つめていきます。

季節の移ろいの中で、
太陽の光を浴びて自然に花がひらくように──
その人自身の自然な気づきと変化を、そっと待ちます。


「治療」と「体験」の両方にある、同じ想い

とも治療室には、
● 1対1の臨床の場
● 人が集う体験の場
両方のかたちがありますが、根っこにある思いは同じです。

「あるがままの自分を取り戻すこと」
そのプロセスを支えられる場を、日々つくっています。


「場」のちから

「自分でがんばらなくても、なにかが起きる」
── それが「場」の力です。

自然の香り、ぬくもり、人のまなざし、
そのすべてが「いのちに触れる時間」になります。

体験会に来てくださる皆さんの声
「自然の恵みを感じて、ほんとうに驚いた」
「なぜか、楽になった」「自分に戻れた気がする」
──にはげまされています。


いのちの場を、いっしょに

感じる、味わう、ほどける、つながる。

とも治療室では、これからも、
そんな「いのちの場」を静かに丁寧に育てていきます。

読んでくださっているあなたとも、いつかお会いできる日を楽しみにしています。

こころが曇ってきたな…と感じたら、窓を磨く。

ダウンロード心の窓を磨くように…。自分の住まいの、窓を磨くと、身体の気の通りも、よくなります。

思い立ったら布を1枚。

心を込めて、裏表ふく。

出来栄えにこだわらなくて、大丈夫。(もちろん、ピカピカにしてもよいですがお疲れが出ない程度に!)

「窓への気持ち」を込めることと

その時動いている自分のからだの感覚を、たいせつにしてみてください。

気持ちよ~く、肩や手が伸びるのを感じて…

こころが曇ってきたな…と感じたら、お試しを。

平安のフラワーセラピー「菊の着せ綿」…紫式部のうたう雅びな花養生。

菊の着せ綿 ― 紫式部も詠んだ、重陽の知恵

「菊の花 若ゆばかりに袖ふれて
花のあるじに 千代はゆづらむ」

紫式部の歌です(『紫式部集』)。
若返りの効能があるとされた菊の露を、あえて自分には取り込まず、花の持ち主に千代の寿をゆずりますよ――という意味だそうです。袖でそっと触れる程度にして、永遠の若さは花に託す。その奥には、人間関係のやりとりや、深遠な美意識が垣間見えます。

中国から伝わった重陽の習慣は、日本では平安時代に菊の風習として花開きました。
旧暦9月9日(今の暦でおよそ10月中旬)には「菊の着せ綿」が行われました。前日の夜、菊の花に真綿をかぶせ、翌朝その綿に宿った香りや露で顔や体を拭い、若さと健康を願ったのです。

また、重陽の日には、菊の花を盃に浮かべて酒を飲む「菊酒」も盛んでした。今でいうフラワーレメディのような感覚でしょう。さらに、菊の花を湯に浮かべる「菊湯」、枕に詰めて眠る「菊枕」など、菊に親しむ方法はいくつもありました。たとえ枕元に一輪そっと置くだけでも、香りとともに季節を感じられたことでしょう。

菊は古来「延寿の花」と呼ばれ、人々のいのちを守る薬草として尊ばれてきました。
自然のリズムに寄り添い、花や露に健康を託した平安の人々。その感性は、いまを生きる私たちにとっても、大切なヒントを与えてくれます。

とも治療室でも、自然の恵みに耳を澄ましながら、身体と心を整える養生を大切にしています。
今年の重陽には、夜空を見上げながら「菊の着せ綿」に思いを馳せてみませんか。

寒露になりました。秋の養生ポイント「うるるん」

養生|養いながら生きる法 - とも治療室|はり・灸|アロマ|花療法|世田谷区豪徳寺|新宿新大久保|女性

 

寒露になりました。『暦便覧』では、「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」とある寒露は、露が冷気によって凍りそうになるころ。

乾燥しないよう、うるうる補充を。

 

東洋医学では、秋といえば、乾燥注意!

湿度の高い日本でも、肌のカサカサやトラブルが増えてくるのはこの時期からです。粘膜も弱くなるので、口や咽喉が渇いて空咳が出る、目が渇くなど。さらには、腸まで乾燥していき、便秘しやすいなどの症状が出易くなります。

 

呼吸器は、湿度が60%以下になると 感染しやすくなります。

 

お年寄りや子供、お仕事柄いろんな方に接触するかたは、うがい手洗いを毎日の習慣にしてください。

 

常在菌もバリアになるので、消毒剤系のソープはお勧めしていません。肌に合う石鹸を使うので十分。何度も何度も洗うのであれば、水でもよいのです。

 

また、夜寝るときにも、乾燥しないように。お部屋に洗濯物を干すなどでもかなり湿度キープができます。加湿器があればなおよし。

丹田を養う。まず、息を吐き切りましょう。

image (2)「簡単調息」で、手をあの形で、お腹に乗せるのには理由があります。丹田を養うことをしているのです。妊娠したい人、美しく若さを保ちたい人にも、最重要ポイント。

丹田は、女子力UPにも、懐妊にも、重要ポイント

丹田とは。タンとは 不老不死の薬。田とは、それを養うところの意味。つまり、丹田を養うことで、若返り、生命力が高まるのです。

妊娠したい人、美しく若さを保ちたい人にも、最重要ポイントです。

 

頭をからっぽにし、身体はリラックスし、深く息をすることで、丹田にパワーがあつまり、全身の状態がよくなっていきます。

 

その時なにより大事なのは。

「まず はく、こと」

息を吸うには、はかなければいけません。

すっかりと、体の中から息を出し切れば、いらないものが一緒に出ていきます。

歌や呼吸法をやっている人なら良くご存じなことですが、息は、吸うより、はくほうが大事。

出し切れば、自然と、大事なものがはいってきます。これは、いろんなことにあてはまる、ほんとのホントのことです。

 

『調身(ちょうしん)・調息(ちょうそく)・調心(ちょうしん)』

簡単調息法。

 

秋分になりました。秋の養生ポイントは「おさめる」と「呼吸」

images (2)

秋分になりました。春分と同様に、秋分では昼夜の長さがほぼ同じになる季節です。『暦便覧』では「陰陽の中分なれば也」とあります。

春から秋にかけては、どんどんと、外側に開いていき発散するようなイメージの季節でした。

秋分からベクトルは逆方向へ一転します。

いけいけドンドン発散していくのではなく、ゆるやかに 内側に収めていくイメージです。

いきおい、活動はだんだんと抑え目にしていき、エネルギーの無駄遣いはしないようにしましょう。

行動もそうですし、気持ちもそうです。少しずつトーンダウン。

ゆったり呼吸して、清廉な「気」をとりいれる。

一日に一度でも「意識した深呼吸」をしてみてください。朝起きた時窓を開けて が、おすすめです。

清らかですがすがしい…というイメージを持って体中に息を吸い込んでいく。いつもの景色も一味かわって見えるはず。ぜひおためしください。

関係リンク

『調身(ちょうしん)・調息(ちょうそく)・調心(ちょうしん)』

簡単調息法。

調息への下準備。

 

季節の変わり目のめまい・・・。

時節柄 「めまい」が増えています。

季節の変わり目に、めまいが起こるのは、東洋医学的にはめずらしくないことです。

自律神経失調症の1つとも西洋医学では言われています。

回転、立ちくらみに似たものなど おひとりおひとり、その症状はいろいろです。

ただ めまいに加え、耳鳴り、難聴、頭痛、神経症状(体の痺れや麻痺)がともなっていたら  それが1度だけであっても、できるだけ早く病院へGO!

さらには日常生活に支障があるほど頻繁な方も病院で検査してもらってください。めまい外来がおすすめです、

そこまでではない、または病院に行ったけど はっきりした原因がなかったら、東洋医学が役に立つことは少なくありません。

からだのしんに重なっている疲れをゆっくりと解消し、自己免疫力をあげるなかで、だんだん自分のペースで調子が整っていきます。東洋医学を味方につけて、快適な毎日を送りましょう。

九九重陽節のこと。

images (1)今日は、重陽節。中国では「ハイキングの日」。

中国圏の、旧暦 九月九日には、 家族などであつまって高い所(丘や塔など)に登る習慣があります。今では秋の清々しさや美しさを満喫する伝統ですが、そもそもは、故事にのっとったもの。

日本でも、菊酒を嗜みながら菊の花を観賞するという遊びがこの時期におこなわれていたようです。

旧暦9月9日、=「双九」は「双久」と音をかけて、生命長久、健康長寿の意もあることから、重陽節は中国の敬老の日にもなっています。

新暦ではまだ暑いですが、旧暦のこのころは、ハイキングがとても気持ちいいもの。来月は、山遊びの計画をぜひ。

ハイキングはちょっとというかた、「高いところ」でのえんぎかつぎも気晴らしに絶好。いつもは行かない高いところにのぼってみてください。

 

日本での、旧暦重陽の節句については、後日また。

白露になりました。夏の疲れが出やすいころ。

images (1)白露(はくろ)になりました。大気が冷えてきて、露ができ始めるころ。『暦便覧』では、「陰気やうやく重りて、露にごりて白色となれば也」とあります。

残暑がのこってはいても、朝晩は 草木に冷気が。

夏の疲れが涼しさと共に出やすい時期で、例えば関節痛 何かの拍子のぎっくり腰・寝違えなどが起こりやすいころ。

覚えのある方は、体が冷えないように。冷えたところをみつけたらこまめこまめに、温めましょう。

★今おススメの薬膳・・・

あまり甘すぎない梨は 今の時期とても良いものです。あまり冷たくしすぎず、少量をこまめに食べると、潤いを補えて、呼吸器粘膜、免疫を強化してくれます

そのほか、白きくらげ、山芋、はと麦、れんこん、秋なすも普段の食卓にふんだんにどうぞ。

呼吸器系のアレルギーを持つ人はこの時期にお腹を壊しやすいです。

逆に、食べ物アレルギーのある人は今の時期は肌荒れの兆候に注意してお手入れを。

☆彡これらのどれも、体からの 大切なサイン。

すかさずきちんとバランス調整をすることで、これから先の半年1年が しのぎやすくなります。

症状が現れたらすぐ手を打つのが養生のコツ。
早ければ早いほど楽にプロセスが進みます。

自分に優しく自分と仲良く、を、東洋医学と植物療法でていねいにお手伝いしています。

 

 

『調身(ちょうしん)・調息(ちょうそく)・調心(ちょうしん)』

ダウンロード調身とは身を調える(ととのえる)こと、調息とは呼吸を調えること、調心とは心(精神)を調えること。禅の3つの基本です。

からだ、いき、こころは、密接にかかわっています。心が乱れれば呼吸が乱れる、姿勢が乱れる。他も同じ。 逆に、調えようとしたら、この中の1つから手掛ければよいのです。

 

こころはなかなか統制できません。ついつい、考えてもしょうがないことを考えぐるぐる。。そして体に変調が。

 

そんなときに、まず息から、調えてみましょう。 何かボディーワークをやっている方なら、身体から、もありですが、 多くの場合、息が一番簡単です。

心が乱れた時、身体が乱れた時(疲れた、しんどい、姿勢が保てない、どこか痛いつらいなど・・) おなかの底から深呼吸してみてください。

最初は、なかなか深く息ができないかかもしれません。でも、今よりもほんの少しだけ長く、ほんの少しだけ深く。 気持ちよさを感じられたらOK。 治療でサポートできますし、そのときの、そのかたにあった呼吸法もお教えしています。

 

『調身(ちょうしん)・調息(ちょうそく)・調心(ちょうしん)』

簡単調息法。

調息への下準備。