夢のようなミラクル…。

頼まれて 緊急に治療させていただく機会がありました。

普段 私は 初診に、4回の手順を踏みます。1

週間前に問診→ 初回五分の一量のごくごく軽い治療、二回目二分の一量のごくごく軽い治療、を経て、3回目でようやく通常治療。ここまでがセット… 理想的な手順を踏む。それ以外はしない、と決めていました。この思いは 今も実は変わらない、私は、いってみればガンゴ職人のような東洋医学臨床家なのです。

だけど、その場で。

どうしても必要なことを どうしても 今 やりとげたい… その 切なる思いを、私自身が真摯にうけとったとき、思わず「はい、やりますやらせてください」と 肚が決まり。

私にとって準備も環境も整わないイレギュラーな状況ながら、全力の治療を、精いっぱいさせていただきました。

その結果、ご要望をかなえられたことは、今も信じられない、奇跡だった。思い出すとまるで夢のようです。

その現場を見ていた ほかの方々からも、「私も」「ぜひ」 と お声がけをいただき。頑固者の私が、はい、やりたい、やらせてください、と自分からお願いするほどに。

そこでおきたことは、私の臨床家人生の かけがえのない宝物となりました。

☆彡

奇跡なのは… 今、思い返しても信じられないのですが 私にとって歯がゆい 思うに任せない臨床だったのにもかかわらず、

5年10年と 長年お越しの継続的定期的患者様と 同じ感想を述べられる方が 少なくなかったのです。

「ふわ~っと 軽くなりました」
「ほんとうに 気持ちちよかった」
「幸せ・・・・このまま おきあがりたくない…」
「からだだけのことじゃないんですね」
「全部が とおった 感じがする」

こんな環境、これだけのなかでも 私の仕事をちゃんと受け取ってもらえた! それは、涙が出るほど心が震えるうれしいことでした。

その場限りの 名前も知らない方々。
そこにつないでくださった方々、
広い心で場を作ってくださった皆様
私にやらせてくださった皆様に、
心からの感謝を述べたいけれど もう みなさんの連絡先もわからない。

あぁ あのとき、十分なことをできなかったなぁ、という 思いがあります。(お一人お一人の、その時の ご体調 御様子を、私の手が、体が まだ覚えているのです。あそこも ここも 気になったのに、手が回らなかった…と。)

いつか ご自身にそのタイミングが来たら どうぞ、どこからか、私を見つけてくださり、十分な治療をさせていただけたら。とっても嬉しい。

ご縁があれば きっとかなうだろうと、どこかで信じています。夢のように、でもこころから、皆様のご健康ご平安をお祈りしています。