台所のこんにゃくで、ほっとひと息〜こんにゃく灸

今日は、一般家庭でも手に入りやすい「こんにゃく」を使って、
体をじんわりあたためる
やさしいお手当てをご紹介します。

特別な道具は、いりません。
けれど、ふしぎとからだがゆるむ、そんな方法です。


 こんにゃく灸って、なに?

「こんにゃく灸(こんにゃく湿布)」とは、
ゆでたこんにゃくをタオルに包んで、
お腹や腰などにあてる温熱療法です。

もともとは、
東洋医学や自然療法の知恵として伝わってきたもの。

体の中にこもった冷えや滞りを、
じんわりと「ぬくもり」でゆるめていきます。


台所でつくれる、やさしい灸

用意するのは、スーパーで売っている板こんにゃくだけ。

お鍋で10〜15分ほどゆでて、
ふんわりタオルに包めば、もう完成です。

肌に直接あてず、
タオルごしに、じんわりと。

お腹・腰・背中など、
「さわって冷たいな」と感じるところに、そっと置いてみてください。


 どんなときに?

  • お腹が冷えているとき

  • 生理痛・更年期の不調がつらいとき

  • なんだか疲れが取れない日

  • 夜、ぐっすり眠りたいとき

  • 内臓特に胃腸の調子がいまひとつなとき

「こころまで、ほぐれてくる」
そんな実感が得られる方も、少なくありません。


◆ やさしく使うためのコツ

熱すぎないように、タオルでしっかり包む
20〜30分が目安(途中で温度をチェック)
お子さんや高齢の方には、必ず大人が確認を
・使用後のこんにゃくは、食べずに処分を

そして何より、
「きもちいいな」と思える自分の感覚を、大切にしてあげてください。


◆ さいごに

手間もお金も、ほとんどかからない。
それでも、とても豊かなお手当てです。

からだに手をあてて、
じんわりとした温もりを感じる時間は、
いつしか「こころ」にも、やさしくしみわたっていきます。

もしご自宅で試されたら、
感想などぜひお聞かせくださいね