端午の節句は菖蒲で「頭がよくなる」おまじない
ちなみに、端午の端は「はじめ」という意味で、「端午(たんご)」は5月最初の午(うま)の日のこと。 それが、午(ご)という文字の音が五に通じることなどから、奈良時代以降、5月5日が端午の節句となりました。
季節の変わり目に無病息災を祈るということから、薬湯、薬酒など菖蒲を使う慣わしがあります。
前夜は枕元で香りを楽しみ、当日は薬湯にする
菖蒲は前日に入手し、前夜は寝室に置いてほのかな香りを中で眠ってください(香りが好きなら!)
精油成分がなかなか強いので、ばらばらにはせず、束ねてそっとお湯に浮かせるのがおすすめです。
その中から一本取って…頭に結ぶ、という風習があります。「菖蒲の葉を頭に巻くと頭が良くなる」という言い伝えがあります。最近物忘れが…というかた、ぜひ楽しんでみてください。
やり方は、長いままを鉢巻のようにまきます。葉物を頭に巻くなんて、やったことがないのでは? しなりを利用してうまく巻けるとなかなかの達成感が。
菖蒲を頭に巻くのは頭が良くなるよう、子供の成長を祈る行事でもあります。お子様と一緒にお風呂に入っている方は、ぜひやってあげてください。「今日、菖蒲を頭に巻くと、あたまがよくなるんだよ、今日菖蒲のおふろにはいると病気にならないんだよ」と説明しながら…きっと良い思い出になります。
菖蒲のさわやかな香り成分が、脳疲労を回復させる所から来たのでも。