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夏は早寝早起き、と2千年前の古典にあります。夏の養生

2000年余も前に完成した中国医学の古典「素問」四気調神大論篇から、夏の養生を紹介します。

古典の解釈はひとそれぞれ。とも治療室流解釈でのご紹介です…

夏は、植物が新芽をだし、花が咲きほこるかのように、いのちは 生い茂り、勢いがもっとも盛んになる季節です。

この時期は天と地のエネルギーが大きく交わり流れるので、いのちは、その気を存分に受けて、咲き実ります。つまり、自己表現の時期ということ。冬にやしない、春に芽吹いた自分の力をぜひ発揮してください。

夏の養生は以下です

  • イライラむかむか怒らずにリラックスしておだやかに過ごす
  • 夜はやや遅く寝てもよいが、朝は日の出とともに早く起きる。
  • 適当な運動をして体内の熱を汗で発散。

夏の睡眠について。

夏は夜更かしが楽な季節です。とはいっても、古代の「夜遅く」は、明かりも十分にないので、そもそも夜中なはずはありません。

日の出に起きれる時間から逆算してください。養生的には理想として、午後10時~午前2時までの睡眠が何より大事。できるひとはぜひ、確保してください。質が違います。

夜遅いお仕事でも せめて12時前には布団に入ること。

 

ちなみに、夜遅い食事は、消化の良い具材の、お味噌汁をおすすめしてます。

その理由…脂肪とタンパク質は消化に時間とエネルギーが必要です。夜、しっかりと体を休めたいのに消化器が動いていては体は休まりません。自律神経にも負担です。おなかを大事に!

夜よく寝ることや消化機能を高め維持しておくことは、夏バテしない夏の養生のカギです。

涼しい朝を活用してください。能率がどんなに上がるか、すばらしいですよ。ぜひお試しを。

初夏のうちに、体を整えておくのがそのあとの過ごしやすさに響きます。今しっかりと準備してください。おつらいようなら早め早めに東洋医学的メンテナンスをおすすめします。こじらせてからでは、回復に二倍三倍の時間とエネルギーが必要になります。

立夏です。夏バテ防止に、夏の養生を今からしっかりと! 

新緑

立夏(りっか)になりました。日が長くなり、温度が上がる日が増え、新緑が美しいころ。

夏は、冬に養い育て、春にのびのびと芽吹いた「自分」を、おもいきり表現する時期。

東洋医学的「心(しん。西洋医学の臓器そのものではなくはたらきもふくめます)」の働きが活発になります。

動悸等に気が付く人もいるでしょう、この時期は「心」の弱さが出やすいです。季節の養生で、心身バランスをとっていきましょう。

夏の養生注意点

  • 朝晩、室内外の気温変化への対応
  • 暑いからといって冷たいものの暴飲暴食をしない。冷たいものを食べても涼しくはなりません、あとあとだるさが出て夏バテします。
  • 適度な水分補給
  • 季節の野菜をたっぷりと

夏は、東洋医学的に、消化器がやられやすい時期です。

夏バテの根本原因は、消化機能ダウンによる、エネルギー育成能力低下⇒だるさ、ばて、さらにもっと食べられなくなるにつながります。夏こそ、おなか大事!

「 夏バテ防止には食べ方の基本」を押さえてくださいね。

蒸し暑さでダウンしていませんか?

CIqurtWUEAA3C8z少し動くと汗をかいて、じとじと、湿気が体にたまる… だるい、重い、しんどい。

直接関係なさそうな、のどが痛かったり、口内炎ができたり、痰が絡んだり、なども、東洋医学的に ていねいにたどれば、湿気と暑さの影響が根底にあるケースが いまの時期、ふえています。

で、なぜか? というと・・・

消化機能がダウンすると、エネルギーが作れなくなる、という機序。

蒸し暑さから、消化機能がダウン。

ダウンすると、エネルギーが作れなくなる。

エネルギーが枯渇すると、だるさ、しんどさ 疲れが取れない。そのうえ、やる気が出なかったり うつうつしたり、と、メンタル面にまでも さまざまに発展してきます。

で、どうすればいいか?

まずはおなかをだいじに。から

 

思い当たることがあったら、「おなかをだいじに」。ブログでも紹介しています。一番できていないことから、 ぜひ実行してみてください。

 

 

たとえば、

冷たいものを食べない

暴飲暴食しない

夜遅くは食べない

小食にして いったん おなかをやすませる、など。

 

気候も体調も、激変しやすい時期、くれぐれも おなかを おだいじに。