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「刺さない鍼」って、なんですか?
肌に軽く「触れる」だけの、鍼のことです。使用する鍼はいろいろな種類があります。柔らかく丸い形のもの、すこしすっとした形のもの…。いずれも軽く触れるだけなので、緊張感、不安感は全く不用です。そっと触れるだけ、痛くありません。
「足に触ってるのに、お腹までつながってきた!」…はまさに東洋医学。
触れるだけなのに感覚の鋭いかたは 「ふわあっとあったまる〜」「足に触ってるのに、お腹まで感じが伝わる」「きたきた〜」「気持ちいい・・・」などの感想をおっしゃいます。
東洋医学では 経絡により 体中がつながっている、と考えます。腰痛なのに足先に。首のこりなのに手首や肘に。鍼をすることで、そこだけでなく 全身のめぐりがよくなっていくのです。
自己治癒力を発現させるのに特化した刺さない鍼。
自己治癒力は、皆さんお一人お一人が持つ、いのちのチカラ。この命を邪魔しないがために、河合は 「触れる」鍼をメインに使います。できるだけ軽い治療が一番効果が高いと実感しているからです。
鍼灸治療院のざっくりと約99%は現代鍼灸=西洋医学的で鍼灸学校はこれを教えます。残りの1%が伝統鍼灸。さらに その中でも触れる鍼をメインにする治療院はあまりないのではないでしょうか。
言葉にするのはむつかしい、独特の感覚、治療が終わった後のふわっと整った感覚を ご自身で味わっていただけたら、とても嬉しいです。
全身のバランスが整ってくるにつれふうっと眠くなる方が多いです。
余分な力が抜け、眠くなることが多いです。初回、2回目、3回目、と だんだん深くリラックスし、自己治癒力が回復し、おっしゃった症状も、それ以外も、治癒していきます
全身のめぐりが良くなる結果、症状が軽減するので、例えば五十肩でお越しになった方が、便秘もよくなっちゃった、むくみがとれた、は日常茶飯事です。
西洋医学だと、「五十肩は整形外科、便秘は消化器内科、むくみはひょっとしたら循環器内科?いや、行く病院がないかも‥」といった具合ですが
東洋医学の治療は、どこどこと身体を分断しません。
全身、もっと言えば心身がマルっと、自然にととのう。、その結果、もろもろが楽になっていく。これは、何千年もの歴史のある人類の知恵だと感じています。
※長年の腰痛などの場合などほかにアプローチが必要な場合は、刺さない鍼のほかにも様々な鍼法を用いて オーダーメイド治療を行います。差し入れる鍼が好きな患者様も歓迎します。