10月に真夏日もあった今年は、実感がわきにくいですが、早いもので、11月7日には立冬、暦では「冬到来」となります。
立冬は初めて冬の気配が現われてくる日。地方によって冬瓜を食べる風習があります。朝晩など、キリリと冷気を感じるようにもなってきます
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冬のバランス
立冬から 陽気は潜み、陰気が盛んになっていきます。
草や木がしおれて、虫が地に伏せて隠れ、万物の活動が冬眠状態に入って力を蓄え、春にむけて準備する期間。
『暦便覧』では、「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」とあります。
人の身体にも冷えが目立ちだします。足が冷えている人は要注意。冷気から自衛するようにしましょう。
冬の養生
2000年前の古典『黄帝内経・素問・四季調神大論』に、冬の養生の記載があります。
この中から現代でも簡単にできることを紹介します
・冬は、早寝して遅めに起き、日光を待つこと。
・意欲を抑え行動には出さない
・寒さを避け常に体を温める。
・体力を浪費して汗をかかない様にする
冬は寒くなって、大地はいてつき、万木がしおれて、動物は隠れる。そんな、生命の潜伏閉蔵の時期。
人には冬眠はないけれど、冬は、蓄える&たまる時期だというのを、体重の増減やむくみから、なんとはなしに、感じている女性は多いのではないでしょうか。
人間も、自然界の変化に伴って内に潜んでいます。冬の養生は自然界の閉蔵の法則に順応するのが大切。
現代において、この中でも大事なのは…
現代は暖房など冷えは自営できます、知らず知らずに健康に影響大になるのが、ストレス。
精神安定がなによりです。心が静かであることに努め、情と志の活動を制御し、精神的情緒の安寧を保ち、表現しないこと。なおかつ、鬱々いらいらすることは避ける。
どんな状態か、イメージできますか?
これがまさに冬。
外から見えないけれど、逆に、内部のエネルギーは高いのです。
精神安定には、十分な睡眠も大事。
あたたかくしてよく寝てくださいませ。お布団から離れたくないほど、よく眠れる季節なはずです。眠くない、眠りが浅い、としたら… 心身のバランスが季節にそぐわない状態かもしれません。東洋医学と植物療法でのお手当てがきっと役立つことと思います。お手伝いしています