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痛い場所だけじゃない。動きが教える、からだ全体のバランス

検査で異常なしでもつらいとき──「つながり」で読み解く不調のヒント

つらい場所だけを追いかけない。からだを“丸ごと”みる視点。

肩こりや腰痛、首の違和感。
多くの方が「つらい場所」だけを何とかしようとします。
けれど、からだはパーツの集合体ではありません。
一つの動きは、必ず全身と連動しています。「なぜ、そこに症状が出ているのか」
その問いに、静かに答えてくれる考え方があります。

動きに、からだの本音があらわれる

痛みの前に、からだはサインを出しています。

からだは、痛みとして訴える前から、
動きの中にサインを出しています。

  • 引っかかる
  • 左右で違う
  • 伸ばしにくい
  • 力が抜けない

レントゲンで異常がなくても、
本人は確かに感じている違和感。
それは、気のせいではありません。

からだの声は、とても正直です。
ただ、忙しい毎日の中で、聞き逃してしまっているだけ。


からだを「部分」ではなく「丸ごと」でみる

症状の場所=原因、とは限りません。

この考え方では、
症状のある場所だけを見ません。

肩がつらいとき、
原因が体幹や脚の使い方にあることは珍しくありません。

一つの関節の制限は、
多関節・多方向の動きに影響し、
やがて別の場所に症状として現れます。

「そこが悪いから痛い」のではなく、
「全体のバランスの結果として、そこに出ている」
そう捉えると、からだの見え方が変わります。


経絡という、からだの“つながりの地図”

上下・左右・前後。からだはネットワークで働いています。

東洋医学では、からだを
上下・左右・前後につなぐネットワークとして捉えてきました。
それが、経絡という考え方です。

さらに、日常で感じやすいのが「経筋」。
筋肉や腱、筋膜の連なりとして体感され、
つっぱり感や動かしにくさとして現れます。

動きの制限は、
この経筋の緊張やアンバランスとして表れ、
不調の入口になります。


動いてみると、今の状態が分かる

経絡テストの紹介

経絡テストは、向野義人(2017年 福岡大学名誉教授)が、
東洋医学の経絡理論を、現代の身体感覚で使えるよう整理した方法です。
特定のシンプルな動きを通して、
自覚しにくい動きの異常や全身のバランスを浮かび上がらせます。
難しい知識がなくても、動くことで
「今の自分のからだの状態」が分かる点が、大きな特徴です。


日常動作そのものが、ヒントになる

特別な運動ではなく、ふだんの動きの中に答えがあります。

この考え方を支える動きは、とてもシンプルです。

腕を上げる
体をひねる
前に倒す
脚を伸ばす

どれも、日常生活にある動き。
だからこそ、
「特別な人のための理論」ではなく、
今を生きる私たちのからだに、そのまま当てはまります。


「これは、わたしのことだ」と感じたら

繰り返す不調には、理由があります。

  • いつも同じところがつらくなる
  • 治療を受けても、また戻る
  • 検査では異常がないのに、しんどい
  • 年齢のせいと言われて納得できない

もし、そんな思いがどこかにあるなら、
からだ全体のつながりから見直すタイミングかもしれません。

とも治療室では、
症状だけでなく、その背景にある
からだの使われ方、無意識の癖、緊張の連なりを大切に見ています。

「ここなら、ちゃんと話を聞いてもらえそう」
「自分のからだを、丸ごとみてもらえそう」

そう感じていただけたなら、
それはきっと、
ご自身の命やからだを、もう一度たいせつに扱ってみたい、
という思いが、どこかで動きはじめているサインなのだと思います。

とも治療室では、
「どうなりたいのか」「どんなふうに生きていきたいのか」
その思いを、からだの声と照らし合わせながら、
一緒に、ゆっくり探していきます。

治療とは──いのちを ととのえる こと

「治療」という言葉を、薬や手術のことだと思っていませんか?

現代では、そう感じている方も少なくないかもしれません。
けれど 本来、「治療」とはもっと広く、深く、
いのちの全体に向き合う営みを指す言葉のようにおもうのです。

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■ 「治療」という言葉の語源

「治療(ちりょう)」という漢字には、こんな意味があります。

治(ち) … 乱れをおさめ、整えること
 例:治水・自治・政治など。秩序を取り戻す、整えるという意味です。

療(りょう) … 手をかけて癒すこと
 いたわり、寄り添い、からだと心に働きかけること。

つまり「治療」とは、
乱れた状態を整え、丁寧に「手当て」し、癒されていくためのお手伝い

「症状をとること」だけでは終わらない。
乱れをおさめ、整えることで おのずと、
人のいのちが 本来の輝きへ戻っていく……

そんな自然の営みなのだと感じるのです。

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■ 鍼灸治療は「本来の治療」のかたち

とも治療室では、
この「治療」の原点に立ち返り、
鍼灸や東洋医学の知恵を通じて、いのちを調える場をそっとたいせつにしています。

・部分ではなく、ひとそのもの、全体
 人生やご自身の物語などの背景の流れまでも みていくこと
ひとりひとりのタイミングとリズムを尊重すること
・ご自身本来の自然治癒力に ただ、寄り添うこと

それが、私が大切にしている「治療」のあり方のひとつです。

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■ いのちを調え、祈るように「手をあてる」

「治療」という言葉には、
深い歴史と、人間へのまなざし、いのちへの祈りが宿っていると感じます。

とも治療室では、
その本来の意味を忘れずに、
出会う場を、たいせつにしています。

逆子灸 |よくある質問

最適な開始時期・料金・お申し込み方法を最初にまとめました。迷わず進めます。

いつから始めるのが良いですか?

「逆子」と言われたら、できるだけ早めにご相談ください。赤ちゃんがまだおなかの中で動きやすい時期に始めることで、
本来の位置に戻るための準備をサポートしやすくなります。
「次の健診まで様子を見ましょう」と言われた段階でも始められます。冷えが気になる方には健康管理として特におすすめです。

費用と所要時間を教えてください。

【対面】8,800円(税込)+お灸セット分/約60分(武蔵小金井・新大久保・吉祥寺)
【オンライン】8,800円(税込)+お灸セット分/約60分(Zoom・LINE)
カウンセリング込み。体調に合わせて適切な時間で行います。お支払い方法・キャンセルポリシーはご予約時にご案内します。

病院(産科)の許可は必要ですか?

はい、必要です。来室やオンライン実施の前に、かかりつけの病院にご相談ください。
東京衛生アドベンチスト病院 産科の先生方・助産師様・助産院からのご紹介を中心に、
妊婦さんが安心して受けられる逆子灸を行っています。

お灸は熱くありませんか?やけどは心配ありませんか?

現代的で安全性の高いお灸(せんねん灸など)を使用します。感じ方には個人差がありますが、
心配されるほど熱くはありません。温度の感じ方を確認しながら、心地よく進めていきます。
ご自宅で行う場合は、指導内容と注意事項を守って実施してください。火の扱いは料理と同程度の注意で十分、防げます。

オンラインでも対応できますか?

はい。外出が難しい方や上のお子さんがいらっしゃる方も、オンラインなら無理なく逆子灸をご利用いただけます。
対面と同等の問診を行い、体質確認のために詳しくご様子を伺います。画面越しでも、 ツボの位置やお灸の扱い方、効果を高めるコツをていねいにお伝えします。ご家族と一緒に受けていただくことも可能です。

逆子灸をすると、どんな変化がありますか?

  • 血流・めぐりの改善:腰の重さ・肩こり・便秘・足のつり・冷えが楽になる方が多いです。
  • 自律神経の安定:不安や緊張がやわらぎ、「気持ちが明るくなった」「心身が軽くなった」と感じる方も少なくありません。
  • セルフケアの時間:赤ちゃんを思いながら、自分の体をいたわる落ち着いた時間になります。

どのくらいの回数で通うのですか?

1回で変化を感じる方もいれば、数回かけて整っていく方もいらっしゃいます。
お身体の状態や生活リズムに合わせて、無理のない頻度をご提案します。焦らず、ご自身のペースで進めることが大切です。

用意するものはありますか?

お体に合わせたお灸をご用意ください。ご体調を伺ったうえで、院内価格でお渡しすることも可能です。
使いやすいライターやチャッカマン、水を入れた容器、濡れタオル・古タオルなどをご準備ください。
お灸の種類や数は、体質や週数に合わせてご案内します。オンラインの場合は、事前に動画をお送りし、安心して始められるようサポートします。

逆子が戻った後も、施術を受けて良いのですか?

はい。産科の健診で回転が確認されたあとも 対面での施術を受けられます。「戻り止め灸」「安産灸」へ移行し、出産や産後の回復を見すえたコンディションづくりをサポートします。

担当者について教えてください。

河合リコ(女性鍼灸師)。妊娠期や産後のケアを多く担当し、助産師や医療機関との連携を大切にしています。
お一人おひとりのペースに寄り添いながら、安全と安心を最優先にサポートいたします。医療従事者・助産師からのご紹介も多く、誠実な対応を心がけています。


<お読みください>

  • 逆子灸は、鍼灸師によるケアおよびセルフケア指導です。
  • 来室・オンライン実施前に、かかりつけ産科・助産師の同意が必要です。
  • 火の取り扱いには十分ご注意ください。
  • 感じ方や結果には個人差があります。結果を保証するものではありません。

ご不安な点は、いつでもご相談ください。妊婦さんが安心して、ご自身のペースでケアを続けていけるよう、心を込めてサポートしております。

最短でご希望の日時をご案内します。ご希望の受け方をお選びください。