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伝統の香草 ホワイトセージ

― とも治療室のホワイトセージを受け取ったあなたへ ―

植物の恵みに支えられる暮らし

暮らしの中で疲れがたまり、片づけも手がつかない日。
それでも不思議と、ハーブの香りにすっと元気をもらえる瞬間があります。

こういう日々のなにげないことの大切さを思い出すと、
「ああ、生きているって楽しいな」と自然に感じられます。

くらしの中でなにかが起きても、
手に触れられる優しい小さきものに、喜びを見つけていこう。
一本の草や花に助けてもらうことは、誰にでもできることなのです。

スマッジ・スティックの役割

スマッジ・スティックを燃やしてもよし、
ただそこに置いておくだけでもよし。

燃やさずそこに置いておくだけで、
植物の精気が感じられて元気が出る。

場を整えたいとき、節目を迎えるとき、自分をリセットしたいとき、もやもやをクリアにしたいとき。

心身を浄化するのにぴったりの植物療法です。

煙をくゆらせれば、ざわついていた空気が鎮まり、
静けさを感じられるようになります。
雑音が気にならなくなり、呼吸が深くなるのを感じるでしょう。

出かける前 寝る前、 何かを始める前に場を整えると、
一連の手順そのものに落ち着きが宿り、
暮らしのリズムがやさしく整っていきます。

保存と使い方の知恵

このスマッジ・スティックは半生の状態です。
袋から出して、風通しのよい日陰に吊るして
さらに乾燥させてください。

つるす時間がなければ
とりあえず、袋のまま、冷蔵庫に入れて冷蔵庫ドライも可能。

紐をほどいて 器に入れてもOK。

  • 燃やすsmudgeの普段使い
    室内では、1枚の葉だけで十分。
    石やジュエリー、中古品、なぜか疲れて感じられる大事なものなど 特に浄化したいときも。
    小さな力であっても、澄んだ変化をもたらします。

  • 広い場でsmudge
    大きな空間や野外など、特別な場を清めるときは、束のまま火を灯し、炎を吹き消してお線香のように煙を使ってください。
    終わったら、必ず砂や灰皿に押し付けて完全に消火を。

そして忘れないでください。
燃やさず置いておくだけでも、十分に役目を果たしてくれます。

ただそばにあるだけで、植物は静かに働き、
あなたの心を支えてくれるのです。

おわりに

節目の時に、場や心身を整えるために使ってもらえたらうれしいです。

ハーブのちからは ことさら大げさなものではなく、日々の暮らしにそっと寄り添うもの。

どうぞこのスマッジ・スティックを、
生活の中で小さな喜びを見つけるお守りのように置いてみてください。燃やしても、置いておくだけでもいい。きっと 植物は、静かに、けれど確かに、あなたを守ってくれます。

伝統の香草。ホワイトセージとスマッジスティック

― とも治療室オーガニックホワイトセージやスマッジスティックを受け取ったら方へ―

ホワイトセージとは ― 伝統のなかで

ホワイトセージ(Salvia apiana)は、北米の乾いた大地に育つ香草。白銀色の葉と澄んだ香りをもち、古来「神聖なハーブ」と呼ばれてきました。

アメリカ先住民族は、祈りや儀式の前にホワイトセージを焚き、
その煙で心身や場を清めてきました。この習わしは「スマッジ」と呼ばれます。

“不安や不調和を祓い、新しい始まりを迎えるための清めのハーブ”として、
今も大切に受け継がれています。


いまでは日常でも、心を静め、空間をリセットするハーブとして親しまれています。

使い方は直観で。ポケットや胸元にしのばせたり。お部屋に置いたり。


とも治療室のオーガニックホワイトセージ

日本の気候でホワイトセージを育てるのは容易ではなく、
輸入がほとんど。

国産オーガニックのホワイトセージは希少です。

とも治療室のホワイトセージは完全無農薬。自然と対話しながら育てられたハーブは強さ力強さとやさしさ繊細さを併せもちます。

その存在自体“祈り”であり、暮らしに寄り添うお守りのよう…。


草花のちから、暮らしの中で

たとえば、疲れて片づけもままならない日にも。
ふっとハーブの香りに助けられる瞬間があったりします。

「こういう日々のなにげないこともほんとうに大事なんだな」
そう気づくだけで、暮らしは少し軽やかになります。

ひとひらの葉っぱにも、私たちは支えられる。
その体験を、どうぞ身近に味わってみてください。


スマッジの方法

  1. 耐熱の器を用意し、窓を少し開ける

  2. 火をつけ、線香のように炎を消して煙を立てる

  3. 煙を手で仰ぎ、部屋や身体、物にゆっくりまとわせる

  4. 終わったら灰皿におしつけて完全に消火する

煙をくゆらせると、空気が鎮まり静けさが生まれます。

出かける前、寝る前、何かを始める前に場を整えると、
暮らしのリズムがやさしく整っていきます。


使い方のバリエーション

  • 普段は一枚の葉で十分
     自分、石やジュエリーの浄化 リセットに。

  • 広い空間では束で
     ひろく大きく浄化ができます。火の扱いには(炭バーベキューや花火程度に)気を付けてください。

  • 燃やさず置くだけでも
     上質なホワイトセージは、ただ、そばにあるだけで精気が広がり、心身をやさしく支えてくれます。


保存のコツ

お渡しした葉は半生の状態です。
風通しのよい日陰に吊るすか、袋のまま冷蔵庫に入れて乾燥させてください。
束をほどいて器に入れておくのも便利です。


おわりに

節目のときに場や心身を整えるために。
日常で気持ちを切り替えたいときに。

どうぞ この香草を 「小さな喜びを見つけるお守り」として身近に置いてください。
植物は静かに、けれど確かに、あなたを守ってくれます。

治療とは──いのちを ととのえる こと

「治療」という言葉を、薬や手術のことだと思っていませんか?

現代では、そう感じている方も少なくないかもしれません。
けれど 本来、「治療」とはもっと広く、深く、
いのちの全体に向き合う営みを指す言葉のようにおもうのです。

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■ 「治療」という言葉の語源

「治療(ちりょう)」という漢字には、こんな意味があります。

治(ち) … 乱れをおさめ、整えること
 例:治水・自治・政治など。秩序を取り戻す、整えるという意味です。

療(りょう) … 手をかけて癒すこと
 いたわり、寄り添い、からだと心に働きかけること。

つまり「治療」とは、
乱れた状態を整え、丁寧に「手当て」し、癒されていくためのお手伝い

「症状をとること」だけでは終わらない。
乱れをおさめ、整えることで おのずと、
人のいのちが 本来の輝きへ戻っていく……

そんな自然の営みなのだと感じるのです。

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■ 鍼灸治療は「本来の治療」のかたち

とも治療室では、
この「治療」の原点に立ち返り、
鍼灸や東洋医学の知恵を通じて、いのちを調える場をそっとたいせつにしています。

・部分ではなく、ひとそのもの、全体
 人生やご自身の物語などの背景の流れまでも みていくこと
ひとりひとりのタイミングとリズムを尊重すること
・ご自身本来の自然治癒力に ただ、寄り添うこと

それが、私が大切にしている「治療」のあり方のひとつです。

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■ いのちを調え、祈るように「手をあてる」

「治療」という言葉には、
深い歴史と、人間へのまなざし、いのちへの祈りが宿っていると感じます。

とも治療室では、
その本来の意味を忘れずに、
出会う場を、たいせつにしています。