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季節の変わり目のめまい・・・。

時節柄 「めまい」が増えています。

季節の変わり目に、めまいが起こるのは、東洋医学的にはめずらしくないことです。

自律神経失調症の1つとも西洋医学では言われています。

回転、立ちくらみに似たものなど おひとりおひとり、その症状はいろいろです。

ただ めまいに加え、耳鳴り、難聴、頭痛、神経症状(体の痺れや麻痺)がともなっていたら  それが1度だけであっても、できるだけ早く病院へGO!

さらには日常生活に支障があるほど頻繁な方も病院で検査してもらってください。めまい外来がおすすめです、

そこまでではない、または病院に行ったけど はっきりした原因がなかったら、東洋医学が役に立つことは少なくありません。

からだのしんに重なっている疲れをゆっくりと解消し、自己免疫力をあげるなかで、だんだん自分のペースで調子が整っていきます。東洋医学を味方につけて、快適な毎日を送りましょう。

この汗、ホットフラッシュ?! 東洋医学で汗をみる。

あまりの猛暑に「生まれて初めてこんなに汗かいた!」「とうとう更年期?!」

…「汗」について、東洋医学では 様々な観点から考え、ホルモン変動だけでない様々な要因原因を探っていきます。

ざっくりいって、さらっとしていて、かいて気持ちの良い汗ならOk。

べたついて不快な汗 あまりにも大量でかいたあとどっと疲れる汗、匂いの強いもの、皮膚が荒れてしまう汗は、対応・治療が必要な状態かも…。

汗は、東洋医学ではとってもだいじ。

中国明代末期の名医、張景岳は、問診の重要な基礎を『十問歌』という形にして後世に残しました。

「一に寒熱、二に発汗…」とはじまります。

汗は熱(高熱、低体温、冷えエトセトラ)に次いで、二番目に重要なファクターなのです。

暑ければかく汗ですが、東洋医学(中国医学)で 「症状」と とらえるものもいくつかあります。

一般に  よくみられる、「不足による汗」を 紹介しますね。

自汗(じかん):日中の発汗。動くと悪化するのが特徴。冷えや心身疲労がある方に多いです。エネルギー不足による汗です。じわーだらだらととまらない感じです。実際体は疲れているのですが、あまりに長期間にわたって疲労がたまると「疲れている」ことすらわからなくなってしまいます。じわーだらだらと、汗をかいて なんかずいぶん汗かきになったな、と 気づいたら 即 メンテナンスしてください。症状が、「やまい」になるまえにくいとめることができます。

 

盗汗(とうかん):睡眠中の発汗。目が覚めると止まります。顔が赤くてのぼせる方に多いです。体の中に当然あるべき温かさが少ないことによる汗です。シーツがびしょびしょになるくらい、かく場合もあります。

 

全てはバランス

不足とはいっても、日常生活がなんとかおくれる程度であれば、「絶対的不足」ではなくて、「偏り」による不足が多いのです。

上記の症状に 思い当ったり、おかしい?・・・・となんとなく感じていたりしたら、早目の治療をお勧めします。早期ほど、少ない治療回数で改善が見込めます。

とも治療室は「ここちよい身体のお手入れ」で、快適な毎日を送るお手伝いをしています。

春の養生のコツは、「のびのび!」(古典 四気調神大論より)

春の養生を、患者さんのために簡単にまとめました。コツは、「のびのび!」

春の養生(古典より)

  • 少し遅く寝て少し早く起きて庭に出てゆっくりと歩き、髪を解きほぐし、体を伸びやかにする。(身体を動かし、気持ちよくのびのびと~)
  • 心持ちは活き活きと生気を充満させて、生れたばかりの万物のようにするよい。(ストレスはためない)
  • 生れたばかりの万物のように、とは。自然な生長にまかせるべきで、邪魔はしてはならない。褒めるべきで、罰してはいけない。(自分も他人も褒めて伸ばす♪押さえつけない)
  • 大いに心をはげまし、目を楽しませるべきで、体をしいたげてはならない。(楽しむこと、でも疲れすぎないで!)

2000年前の最古の医学書 黄帝内経素問四気調神大論を読んでみると春の3ヶ月間を「発陳」と言う、とあります。
元々春という言葉は 発る・張るから来ているといわれ、冬の間かくれていたすべてのものが、芽を出し活動的になり始める時期です。

昼の時間が長くなり、外の気温もだんだんと上昇しはじめると、「陽」の要素が少しずつ増し、消耗を避けてじっと閉蔵していた動物や植物も、陽気に応じて活発に行動し始めます。

人間も同じく陽気が徐々に活発に働き始めます。この気に従って適度に行動する事が良く、動かないでじっとしていると、陽気が体の内にこもってしまい病気になる原因を作ってしまいます。

春は、のぼせ、アレルギー症状、月経不順、気分の浮き沈み、肌荒れ、胃腸障害、等が 心身の変化が出やすい季節。

小さな自然である人間は、大きな自然の影響を受け、四季が変化するように、刻一刻と変化し続けています。春の「気」をうまく利用して、のびのびとした体と心を養いましょう。とも治療室がお手伝いします。