看脚下

「整体協会」の創設者、野口晴哉(1911-1976)【ホリスティック養生の偉人】

とも治療室ホリスティック養生と重なる【ホリスティック養生の偉人】たちの名言を、Twitterでつぶやいています。どんな人かといいますと…(とも治療室的解説です)

お写真を拝見しても、著書を読んでも、とにかくひたすら「かっこいい」のが、はるちか先生です。

明治四十四年九月、東京・上野に生まれました。おじさまが漢方医で、幼いころから医学にも親しみ、さまざまな読書に明け暮れていたそうです。

大正十二年、十二歳の時に関東大震災。苦しむ人に思わず手をかざしたところ快復、これをきっかけに治療家としての道を志すしたという伝説があります。 つまりは、サイキック、超能力者。

数々の研究、名言… 体癖(体の癖)など とも治療室でも臨床的に使っている多くの知恵を残されました。

また、身体はバランスをとるために症状を起こしているという考え方などは、ヒポクラテス医学、東洋医学、バッチ哲学、数々の伝統医学伝承医学にもそっていて、納得できるものばかりです。

はるちか先生は、17歳で 「健康に生くることが自然順応の姿である」=『全生』という 考え方を、発表し、「活き活きと生を全うする」を唱え続けました。

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はるちか先生の言葉。

生くるものはいつかは死ぬ也。それ故生きている也。
されどいつか死ぬに非ずして刻々死している也。
笑っていても泣いていても、死につつある也。
その死につつあるを生きていると申している也。
十日生きたる人は十日死んだる也。
刻々に生きている人あり、死んでいる人あり。
利害得失に追い廻され汲々としている如きは、
生きているのは利害得失にして、人は刻々死んでいる也。
知識に追われ、毀誉褒貶(きよほうへん)の為、他人の顔色に使われている如きも又同じ也。
この刻々に死につつある人世に生くること、全生の道也。
溌剌(はつらつ)と生きた者にのみ深い眠りがある。
生ききった者にだけ安らかな死がある。

 

 

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